「アースデイ神戸2019」が5月4日・5日、神戸の「みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園)」(神戸市中央区小野浜町)で開催される。
1970年にアメリカで始まった「アースデイ」は地球環境の問題について考える日として、現在までに世界各国、各地域で展開。神戸市での開催は2007年に始まり、2012年からは「みどりの日」「こどもの日」に同公園で「環境」「国際協力」「食育」「子育て」「スローライフ」などをテーマに行っており、毎年2日間で約1万人が来場している。
イベントテーマは「感じる つながる 変えられる」。「環境問題や貧困問題を頭で考えるのではなく、買い物やランチ、話などを通じて感じる」「参加者同士とつながることによって共感・理解を深める」ことで輪が広がり、少しずつ世の中が変わっていくのではと期待する。
会場では、約100店のエコロジーグッズやフェアトレードの物販ブースやオーガニック食材などを使った飲食ブースを展開。食事を安心して食べることができるようにアレルギーや宗教上の理由で食べられない食材が含まれているかが一目で分かるフードピクトも掲出。「ごみゼロ」を目指し、来場者が飲食の際に「マイ食器持参」「リユース食器(有料貸し)」を利用するシステムも導入する。
自然を生かした手作りや体験ができるワークショップなどのブースのほか、スタッフが会場を案内するガイドツアー、芝生の上で聴くライブも用意。キッズエリア、大量のエネルギーに頼り過ぎない暮らしを考える「トランジションタウン」エリア、震災を経験した神戸から発信する復興応援エリアなども展開する。
アースデイライブには、4日=「Bloom Works(ブルームワークス)」「のびのび会」、5日=「senoo ricky」「FELICITE」などが出演を予定。
同イベントは有志による完全ボランティアで運営。今月14日には、1回目のボランティア説明会が行われた。引き続きボランティアスタッフを募集しており、次回説明会は今月20日(13時~)を予定。
開催時間は、4日=11時~17時、5日=10時~16時。雨天決行。入場無料。