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大丸神戸店で66年目の「いけばな神戸展」 テーマは「新しい時代の幕開けに」

兵庫県いけばな協会の会長で華道未生流(庵家)家元・十代未生庵の佐伯一甫(さえきいっぽ)さん

兵庫県いけばな協会の会長で華道未生流(庵家)家元・十代未生庵の佐伯一甫(さえきいっぽ)さん

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 「いけばな神戸展」が5月9日、大丸神戸店(神戸市中央区明石町)9階「大丸ミュージアムKOBE」で始まった。主催は、兵庫県いけばな協会、神戸市。

「大丸ミュージアムKOBE」エントランス

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 同協会は1954(昭和29)年12月6日、華道家の連絡協調と親睦を図り、生け花の向上に努め、地域社会の文化の発展に寄与することを目的に設立。現在は、同協会の目的に賛同した兵庫県在住、在職の華道家で加盟団体数28団体に所属する約2600人が会員として活動している。

 同展は、協会が設立された年の10月に「兵庫県いけばな協会展」として大丸神戸店で初めて開催。1988(昭和63)年から「いけばな神戸展」に名称変更したが、今年で66年目を迎える。昨年、創立65周年を記念した展覧会を展開。今年4月には、華道未生流(庵家)家元・十代未生庵の佐伯一甫(さえきいっぽ)さんが新会長に就任した。

 今回は「新しい時代の幕開けに」をテーマに、会員を中心に180瓶(へい)208人が前期(11日まで)・後期(12日~14日)に分かれて出瓶。各流派それぞれが春から夏の素材を生かした作品を展示する。

 11日・12日(各日11時~、13時30分~)は、「6月6日はいけばなの日」にちなんだ「子どもいけばな体験教室」を開催。参加費500円。対象は幼稚園児~。各回10人。事前に申し込みが必要。

 会期中、フォトコンテストを行う。兵庫県いけばな協会のインスタグラムをフォローし、同展の魅力をさまざまな角度から撮影した写真を指定の応募ハッシュタグ(#いけばな神戸展2019)を付けて投稿。選考の上、「クオカード」を6人に進呈する。

 佐伯会長は「平成から新しい元号・令和になってから初めての展覧会。日本の伝統文化を心ゆくまで鑑賞いただければ。日頃、生け花になじみのない方にも楽しんでいただける企画をこれからも行っていきたい」と話す。

 入場時間は10時~19時30分(11日は17時まで、14日は16時30分まで)。入場料は、一般・大学生=700円、高校生以下無料。優待対象カード提示で本人を含む2人まで入場無料。

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