神戸・三宮の古林ビル1階にある日本料理店「和酒膳 寛(わしゅぜん かん)」(神戸市中央区中山手通1、TEL 078-335-5664)が5月22日、オープン1周年を迎える。
店舗面積は14.8坪。席数は、カウンター席8席、テーブル席10席。最大18人の貸し切り利用にも対応する。木材を多く使った内装はグレーや黒の色使いで落ち着いた雰囲気を演出する。店舗外観は高級感のあるデザインだが、店内に入ると吹き抜けの天井でアットホームな空間が広がる。
店主は、東京出身で1980(昭和55)年生まれの伊澤寛樹さん。18歳から料理の世界に入り、銀座の京懐石料理店で15年、その後、西麻布、中目黒の飲食店での勤務経験を経て、3年前に神戸の飲食店へ。昨年、20年の節目に念願だった独立の夢をかなえて出店した。店名は、「くつろぐ」とも読める自らの名の一文字を取って名付けた。
「銀座の味を神戸に」をコンセプトに店は伊澤さんが一人で切り盛りしており、東京などからその日仕入れた旬の食材や鮮魚などを使った料理を提供する。日替わりの一品料理(500円~)をはじめ、「おまかせコース」(6品5,000円~)や好きな料理を組み合わせたアレンジの要望にも対応する。冬場は、宮城県の郷土料理「セリ鍋」(2,700円)が人気という。予約制でランチ営業も行う。
ドリンクは、その時々の食材に合わせた日本酒(60ミリリットル=500円~)を常時12種以上そろえるほか、ビール(600円~)、焼酎(550円~)、ハイボール、ウイスキー、チューハイ(以上550円)、梅酒(660円)、ワイン(グラス=600円、ボトル=4,000円~)、ソフトドリンク(500円)などをそろえる。
伊澤さんは「割烹・懐石というと敷居が高く感じるかもしれないが、一人でも気楽に立ち寄っていただける店にしたい。基本的には自分がおいしいと思う料理をお出ししている。家に帰ってから小腹がすくことがないよう満足していただけるコースにするよう心掛けている。お客さまの要望にも柔軟に応えていきたいので相談いただければ」と笑顔を見せる。
営業時間は18時~。