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三宮のオーセンティックバー 2代目マスター引き継ぎ10周年

オーセンティックバー「BAR Arthu De Rimbaud(バー・アルチュー・デ・ランボー)」マスターの則長賢さん

オーセンティックバー「BAR Arthu De Rimbaud(バー・アルチュー・デ・ランボー)」マスターの則長賢さん

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 三宮・生田東門商店街(通称=東門街)の裏路地にあるオーセンティックバー「BAR Arthu De Rimbaud(バー・アルチュー・デ・ランボー)」(神戸市中央区中山手通1、TEL 078-331-1141)が7月6日、2代目マスターに引き継がれてから10周年を迎えた。

往年の名盤レコードをBGMに

 1993(平成5)年4月21日に前マスターが開業。現マスターの則長賢さんが働いていたバーによく顔を出していたという前マスターはある日、「店をやってみないか」と声を掛けたという。いつか独立して店を持ちたいと思っていた則長さんが4年働いたバーを辞めて26歳の時に引き継いだ。

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 店舗面積は11坪。奥行き84センチある広めのカウンター10席を用意する。喫煙可能。バックバーには、昔のバーを思わせるようなひな壇状の酒棚を設ける。店名は前マスターが好きだった19世紀を代表するフランスの詩人・アルチュール・ランボーから由来する。則長さんは「お客さまから『アル中で乱暴』という意味かと聞かれることもある。マスターの遊び心でもあったのかもしれない」と明かす。

 前マスター時代は、無音だったという店内。現在は音楽好きな則長さんがカウンターにレコードプレーヤーを置き、ビートルズをはじめ、ジャズ、ロック、ポップスなど往年の名盤レコードをBGMとして流している。引き継いだ当初はちょうネクタイを付けたバーテンダースタイルでカウンターに立っていたが、3年前に「世の職人はエプロンを着て仕事をするものだ」と思い立ちエプロンスタイルに切り替えた。

 ドリンクを本格的なクラシックカクテルからノンアルコールカクテルまで幅広く提供。メニューは置かず、客の要望に応える形でドリンクを提供するスタイルを採用する。店頭に値段の目安が分かる看板を置くことで常連客だけでなく一見客も訪れるという。

 則長さんは「もともとは純喫茶のマスターになるのが夢だった。ジャンルは違うが、落ち着いた雰囲気でお客さまにゆっくり過ごしていただく場所には違いない。始めた当初はほとんどのお客さまが年上で本当にいろいろと成長させていただいた。今は亡きマスターがどうして僕にこの店を引き継がせたのか、結局聞くことはなかったが、長く続けることが恩返しになると思っている」と話す。

 「店を引き継いだ7月6日は、1957年にジョン・レノンとポール・マッカートニーが初めて出会った日付でもある。誰かと誰かがたまたま出会うことで結果的にすごいことになる、人を幸せな気持ちにする歌が生まれるという象徴的な日付。これからもこつこつと自分なりの歩みを進めていきたい」とも。

 営業時間は18時~翌2時。日曜・祝日定休。チャージは300円。

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