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神戸・長田にたこ焼とたい焼きの店「おやつ工房」 地元のソウルフードも

たこ焼とたい焼きの店「おやつ工房」店主の柴田薫さん(右)

たこ焼とたい焼きの店「おやつ工房」店主の柴田薫さん(右)

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 たこ焼とたい焼きの店「おやつ工房」(神戸市長田区久保町6、TEL 078-611-1257)が7月3日、JR新長田駅近くの「アスタくにづか4番館」1階西側にオープンした。

長田かいわいのソウルフード「だし入りたこ焼き」

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 店舗面積は25.71平方メートル。テークアウト販売をメインに、店内には5席のイートインコーナーも設ける。白と木目を基調とし、近隣の親子連れなどが来店しやすい雰囲気に仕上げた。店名は、約30年前に初めて姫路で出店した店(現在は閉店)の店主から受け継いだ。

 店主の柴田薫さんは、2013(平成25)年1月31日に閉店した大丸新長田店地下1階にあった「ぼっかけ亭」で長年、従業員として勤務。その後、別の場所で働きながらもいつか自分で飲食店を開きたいという夢を持ち続けていたという。叔父が「アスタくにづか4番館」で営業していた「柴田ミシン加工所」を閉めることをきっかけに同所で独立開業することを決めた。

 安心・安全な食材を使うことをベースに考える「おやつ工房」の思いを引き継ぐ。たこ焼きは地元製粉会社の洋菓子用ブランド小麦を使い、たい焼きには卵アレルギーの子どもが安心して食べることができるよう卵を使っていない粉で作る。

 看板メニューは、60年以上前から長田かいわいで親しまれていたというソウルフード「だし入りたこ焼き」。柴田さんは「だしに付けて食べる明石名物の玉子焼きではなく、うつわに入れたたこ焼きにだしをかけて食べる。こういう食べ方が普通だと思っていたが地域特有と知り看板メニューにした」と話す。

 「たこ焼き」(6個=350円、9個=500円)は、だし入り以外にソース味、ポン酢味、しょうゆ味を用意。ネギ(50円)のトッピングも用意する。「たい焼き」(130円~)は、定番の北海道小豆を使ったあん、鳴門金時あん、カスタードクリーム、チョコクリームのほか、期間限定の味も提供。夏場はレトロなかき氷機で作る「かき氷」(小=200円、大=300円)も用意する。

 柴田さんは「近くには、旧二葉小学校校舎を活用した『ふたば学舎(神戸市立地域人材支援センター)』があり、新長田合同庁舎も8月から順次業務開始する。店の前には公園(久二塚広場)もあるので、懐かしい味を食べに立ち寄っていただければ」とほほ笑む。

 営業時間は11時~19時。水曜定休。

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