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神戸・新開地の老舗洋食店「グリル一平」、元町商店街に4店舗目

「グリル一平 元町東店」店主の山本憲吾さん(左)とスタッフら

「グリル一平 元町東店」店主の山本憲吾さん(左)とスタッフら

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 神戸の老舗洋食店「グリル一平」の元町東店(神戸市中央区元町通2、TEL 078-599-5785)が11月28日、神戸元町1番街商店街のジェムビル地下1階にオープンした。

「レストラン七條」直伝の「エビフライ」

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 1952(昭和27)年、新開地本店(兵庫区新開地2)を創業。同店は、元町店、三宮店に次いで4店舗目となる。店舗面積は30坪。テーブル24席、カウンター8席を設けた店内は、店のテーマカラーである深緑と木目を基調とした清潔感のある明るい内装に仕上げ、神戸の街並みをイメージするレンガも取り入れた。

 東京の人気店「レストラン七條」で長年修業し、洋食店ならではのあらゆるノウハウを学んだという店主の山本憲吾さん。新開地本店3代目オーナーシェフでもある父・隆久さんが長年守ってきた「グリル一平の味」を継承した店として2011(平成23)年に三宮店を任された。JR三ノ宮駅からすぐに位置する三宮店はリピーターも多く、ランチタイムは行列ができるという。

 洋食店の命ともいえるデミグラスソースは淡路産の玉ネギをベースに秘伝のレシピで4日間手間暇かけて作り、本店創業以来変わらない味を保っている。憲吾さんが店主を務める三宮店と同店でもこのソースを使うが、「店の個性を出すために甘さを引き出して若干違う味わいにしている」と明かす。憲吾さんのオリジナルメニュー「レストラン七條」直伝の「エビフライ(サラダ・ライス付き)」(1,300円)は三宮店と同店のみ提供。フライものなどで父・隆久さんの店(本店・元町店)は乾燥パン粉を使うが、生パン粉を使うことで食感を変えているという。

 人気メニューは分厚い肉をレアに仕上げた「ヘレビーフカツレツ(サラダ・ライス付き)」(100グラム=1,700円、130グラム=2,200円)、太麺を濃厚なレッドソースで絡めた「スパゲティ・イタリアン」(1,200円)、極薄卵で巻く「オムライス」(800円)など。平日限定で、ミンチカツ、日替わりフライの2種を盛り合わせた「タイムランチ(ライス、カップスープ付き)」(900円)、エビフライ2尾、ミンチカツ、日替わりフライの3種を盛り合わせた「ミックスランチ(ライス、カップスープ付き)」(1,200円)を提供する。

 ドリンクは生ビール(450円~)、グラスワイン赤・白(各700円)、日本酒(550円~)、焼酎、ハイボール(以上500円)、ソフトドリンク(300円)などをそろえる。

 憲吾さんは「歴史ある元町商店街に出店させていただいたこともあり、新開地で長年営業してきた本店のように地元に根付き『元町商店街のグリル一平』と多くの方に認識していただけるような店になりたい」と話す。「本店では、2世代、3世代で来店するお客さまもいらっしゃる。これからもさまざまな年齢層のお客さまに利用いただける店を目指したい」とも。

 営業時間は、ランチ=11時~15時、ディナー=17時~21時。水曜・木曜定休。

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