神戸・トアウエストにある手打ちそば店「堂源(どうげん)」(神戸市中央区北長狭通3、TEL 078-599-7737)が2020年1月11日、5周年を迎える。
約40年の歴史があり神戸初の手打ちそば店と言われた「堂賀」の今は亡き店主の下、そば作りを学んだ福井県出身の店主・東野朋江さん。福井には名物「越前そば」があり、子どもの頃から自宅でそば打ちの手伝いをするなどなじみがあったという。
店舗面積は約10坪。席数は、テーブル5席、カウンター7席。全席禁煙。白と木目を基調とした店内奥には、そば打ち場を設ける。「トアウエストの街並みに合うようにしたかった」と明るくカジュアルな雰囲気に仕上げた。店名は、「師匠から教わったそばを伝えていきたい」という思いから「堂賀」の「堂」、実家の家業より「源」を一字使い付けた。
冬でもお薦めは「冷たいそば」という東野さん。提供するのは九割もしくは十割の手打ちそばで、食感、香り、甘味を感じやすくするため、少し堅く仕上げているという。
メニューは、「せいろ」(1,050円)、擦った長芋で食べる「つけとろ」(1,500円)、練り梅で食べる「梅せいろ」(1,200円)、「おろし蕎麦」(1,350円)、「冷やし梅そば」(1,300円)、「鴨せいろ」(1,700円)ほか、数量限定で「十割蕎麦」(1,200円)、季節限定で「冷やしすだち蕎麦」(1,500円)も提供する。「かけそば」(1,050円)、「豚とじそば」(1,600円)、「田舎蕎麦 熱盛(十割)」(1,250円)などの温かいそばも用意する。
昼のみ、全てのそばに追加300円で「味付きご飯」「小鉢」を付けることができ、そばの大盛りは追加450円、そばつゆ追加は100円でできる。
酒のあてで、サバをぬかに漬けた福井名物「鯖のへしこ」をはじめ、「薄揚げのねぎのせ」「牛すじ煮込み」「ごま豆腐」「原商店の冷やっこ」(以上500円)、わさびじょうゆで食べるかまぼこ「板わさ」(600円)、そば粉を湯で練った「そばがき」、「だし巻き」(以上800円)などを提供する。
ドリンクは、ビール(550円~)、焼酎、日本酒(以上600円~)、梅酒、ハイボール(以上650円~)、シャンパン(ハーフ4,500円~)、ソフトドリンク(400円)などをそろえる。
東野さんは「師匠のそばが大好きだった。お客さまからおいしいと言っていただけるのは全て師匠のおかげ。これからも師匠の味を多くの方に知ってもらえたら」と話す。「生前師匠は東京か京都で店を出せと言っていたが神戸を選んだ。東京や京都のお客さまがわざわざ食べに来てくださるような店になれば師匠の思いを受け継げるのではと思っている」とも。
営業時間は、昼=11時30分~13時、夜=18時~20時(以上ラストオーダー、そばが無くなり次第終了)。日曜夜、月曜定休(祝日の場合は昼のみ営業、1月1日は休み)。年末年始は、今月29日・30日・来年1月2日~5日は昼のみ、今月31日は通常営業。