すし店「ながり鮨」(神戸市中央区中山手通2)の2店舗目「ながり鮨 錬 ren」(北長狭通2、TEL 078-334-6363)が12月4日、神戸・三宮にオープンした。
本店「ながり鮨」で約15年大将を務めた小田宗伸さんが同店大将となり、本店をより「鍛錬」した店として店名に「錬」を付けた。
店舗面積は、2階=約10坪、3階=約8坪。席数はカウンター席9席、個室1室(4人~6人)を用意し、最大8人の貸し切り利用に対応する。店内は木目調の落ち着いた雰囲気に仕上げた。
小田さんは「自身が旅行などで他県へ訪れる際には必ずその土地の新鮮な魚を食べるためにすし店へ行く。神戸では地元の魚があまり流通していないが、観光客や外国人の方にも食べてほしいのでその日に仕入れた新鮮な素材を使いコースで提供している」と話す。
外国人観光客も積極的に受け入れており、英語の話せるスタッフも常駐。小田さんは「海外では日本ほど魚の品種があまり細分化されておらず、英語メニュー対応だけでは内容を伝えきることができない。英語が堪能なスタッフが口頭で説明するようにしている。オープンしてすぐ外国人のお客さまが来店され、最近ではドバイの方が来られた」と話す。「『神戸牛』だけでなく『神戸のすし』を求めて神戸に来ていただけるよう、世界に向けておいしさを発信していきたい」とも。
メニューは「おまかせコース」(1万3,000円)のみ。提供する料理のうち3分の1は神戸で捕れた鮮魚を使う。日本全国から取り寄せる日本酒は常時20種以上用意し、すしのネタに合うものを提案する。
ドリンクは、日本酒(1,000円~)、ビール(600円~)、ウイスキー、焼酎(以上700円~)、リキュール(700円)、ソフトドリンク(500円)をそろえる。
同店を経営する「ISSEI」(元町通3)の森川一輝社長は「当社は人とのつながりを大切にしたいと考えており、通信制高校『ゼロ高等学校』に在籍するすし職人を目指す高校生をスタッフとして迎えた。店の立ち上げから関わってもらうことで彼の夢をかなえる応援をしたい。店での彼の成長を温かく見守っていただければ」と話す。
営業時間は18時~23時(最終入店21時)。日曜定休。