フルーツパーラー「観音山(かんのんやま)フルーツパーラー 神戸店」(神戸市中央区北長狭通2、TEL 078-599-9079)が12月1日、神戸・トアロード沿いにオープンした。
1911(明治44)年創業で6代続く和歌山県の果樹農家「柑香園(かんこうえん)」が展開するブランド「観音山フルーツガーデン」。フルーツ生産にとどまらず、加工品の製造・販売も手掛ける。
2018(平成30)年4月には和歌山県産のフルーツを使ったスイーツを中心に提供する「観音山フルーツパーラー 本店」を、果樹園内に新築した社屋2階にオープンした。地元のフルーツを全国の消費者に紹介するきっかけとしてフランチャイズ事業も始め、昨年11月にフランチャイズ1号店を京都に出店。神戸店は2店舗目となる。神戸店の経営は「フルーツレディ」。
店舗面積は1階・2階合わせて約80平方メートル。1階にテーブル席8席、2階にテーブル席13席、カウンター席5席を用意する。全席禁煙。店内は木目とベージュを基調とし、明るく清潔感のある内装に仕上げた。
店長は約14年前に来日したベトナム人の前原コトミさん。本店でフルーツパフェを食べ、その味に感動し、「100年以上の歴史を持つフルーツ農家の味を神戸の人たちに紹介したい」と神戸への出店を決意した。店舗スタッフは留学生など全員がベトナム人。前原さんは「気軽に日本語で話しかけてほしい」と笑顔を見せる。
旬のフルーツにこだわったというメニューは、「雪だるまのイチゴご農園パフェ」(1,820円)、「和歌山県産フルーツの農園パフェ」「みかん和歌山県産の観音山みかんパフェ」(以上1,550円)、「観音山レモンの農園パフェ」(1,450円)、「和歌山県産のフルーツワッフル」(1,090円)など。
ドリンクは「ロシアンテイー」(600円)、「とろコク搾り」(550円)、「みかん農園サイダー」(440円)などをそろえる。
前原さんは「種類の多さと品質では全国屈指の和歌山の生産者から新鮮で熟度の高いフルーツが1年中届く。フルーツパフェのクリームなどは数種類の層になっているので、最後まで味の変化をお楽しみただだける」と話す。
営業時間は11時~22時。