カフェ「Cafe クマとサーモンと」(神戸市中央区中山手通2、TEL 078-891-3910)が1月5日、神戸・北野エリアにオープンした。
店舗面積は42.3平方メートル。席数はテーブル14席を用意する。全席禁煙。店内は木と岩などの自然素材を多用する異国の民家をイメージした内装に仕上げた。店主の中井努さんは「非現実感を出しつつも民家としての居心地の良さにこだわった」と話す。幅広い年齢層に対応し、子ども連れでも利用しやすいように折り畳み式のおむつ交換台を設けた個室やストラップ付きジュニアシートも用意する。
中井さんが「サーモン好き」という理由から付けたという店名。北海道の木彫りの熊と鮭のように食べる食べられる関係ではなく、クマとサーモンが仲良くしている様子をイメージすることで「初めて独立開業するに至ったご縁、開業後に当店を通じてできたご縁を大事にしたい」という思いを込めた。
紅茶、ハーブティー、コーヒー、スイーツなどのカフェメニューだけでなく「カフェでまさかのサーモン丼」が食べられるという同店。女子に人気といわれているサーモンを使った料理を女子好みのカフェで提供する意外性が話題となり、ランチタイムには満席になることも多い。
ノルウェー産アトランティックサーモンを使った「カフェでまさかのサーモン丼」(1,000円、選べる小鉢2品、スープ、サラダ付き)を看板メニューに、「バスクっぽいチーズケーキ」、神戸在住オランダ人のステファンさん直伝「オランダ風アップルパイ」(以上400円)などの手作りスイーツを用意。ドリンクは「特製ブレンドハーブティー」(ポット=800円、カップ=500円)などをそろえる。
中井さんは「現在はノルウェー産のアトランティックサーモンを使っているが、今後はトラウトサーモンや鮭、国産のご当地サーモンなども食材として考えている。ただ、サーモン料理専門店ではなくあくまでカフェ。『カフェでまさかのサーモン丼』という意外性のある組み合わせが当店に足を運んでいただくきっかけになれば」とほほ笑む。「お客さまに参加していただけるワークショップなども企画して、コミュニティーの場も提供していきたい」とも。
営業時間は11時~19時。火曜定休(不定休あり)。