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神戸の「ひとぼう」で「音楽による減災啓発は可能か」考えるイベント「私たちのスモン」

神戸発防災音楽ユニット「Bloom Works」のKAZZさんと石田裕之さん

神戸発防災音楽ユニット「Bloom Works」のKAZZさんと石田裕之さん

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 「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター(通称=ひとぼう)」(神戸市中央区脇浜海岸通1)西館1階ガイダンスルーム1(無料ゾーン)で3月1日、「音楽による減災啓発は可能か」を考えるイベント「私たちのSMONG(スモン)~Bloom Works Workshop~」が開催される。

スモン伝承者と神戸発防災音楽ユニット「Bloom Works」

 スマトラ島沖地震から15年、阪神・淡路大震災から25年を機に、防災大学院修士号取得者でボイスパーカッション担当のKAZZさんと、防災士でボーカル&ギター担当のシンガー・ソングライター、石田裕之さんによる神戸発防災音楽ユニット「Bloom Works(ブルームワークス)」が同施設と共同で行う。

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 2004年と2005年に発生し、22万人の犠牲者が出たスマトラ沖地震で、奇跡的にほとんどの住民が助かった被災地・インドネシアのアチェ州シムル島では、歌い継がれていた「ナンドン・スモン(SMONG=シムル語で津波を意味する)」という伝承歌が避難行動の成功に大きく寄与したといわれている。

 日本で津波防災を文化として浸透させるために、音楽による寄与を模索してきた同ユニットは昨年11月、インドネシアの被災地を訪問取材し、日本ではこれまでなかなか聞くことができなかったスモンソングに触れ、伝承者と音楽セッションをするなど、貴重な経験をしたという。

 イベント当日は、同ユニットによる現地取材の報告をはじめ、兵庫県立大学減災復興政策研究科長の室崎益輝さんによるトーク「ソフト面・文化による防災・減災の有意性」、出演者による「音楽による減災は可能か?」をテーマにしたパネルディスカッション、同ユニットによるミニライブ、参加者でアイデアを出し合い、「私たちのスモンソング」を考えるワークショップを行う。

 石田さんは「共同製作で歌を生み出すことや繰り返し歌い演奏する中で成熟・浸透させていくことは、新たな減災文化に発展する可能性があると考えている。今回のような実践を繰り返すことで、広く深く普及する『日本独自のスモンソング』が生み出されることを目指している。今回、その第一歩を踏み出す機会になれば」と話す。

 開催時間は16時~18時。参加無料 。申し込みはチケット販売サービス「TIGET(チゲット)」で受け付けている(空きあれば当日受付も行う)。

※上記イベントは新型コロナウイルス対策により中止(延期検討)となりました。(2月29日追記)

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