「2020兵庫運河祭・兵庫津武将祭~平清盛902歳祭~」が9月27日、兵庫区・新川運河一帯(神戸市兵庫区中之島2)で開催される。
今回で20回目を迎える「兵庫運河祭」が、平清盛生誕900年の祝いがきっかけで始まり3年目を迎える「兵庫津武将祭~平清盛902歳祭~」と初めて共同開催。兵庫運河のさらなる利用促進を目的に、地域住民と協働でさまざまなイベントを行う。
新川運河キャナルプロムナードと「イオンモール神戸南」館内では、ステージパフォーマンスをはじめ、飲食屋台、展示ブースなどを展開。平家にゆかりの深い開催地で神戸発の7人組武将隊「神戸・清盛隊」が中心となって行う「兵庫津武将祭」は、武士の世を最初に作った平清盛生誕902年の記念年を祝うために全国の武将隊が集まるという。
新川運河内では、事前申し込みを行った参加者自ら製作した「ペットボトルいかだ」で競う「ペットボトルいかだレース」も開催。兵庫運河周辺のにぎわい創出、魅力向上に寄与する目的で行う。
6月29日に「神戸・清盛隊」が開催決定を発表。同隊棟梁の清盛さんは「新型コロナウイルス感染症拡大防止のためにこれまでと少し違う形での開催になると思うが、お越しくださる皆さまが安心・安全に楽しんでいただける祭りになるように考えて取り組んでいこうと思っておりまする」と話す。
神戸・清盛隊の発表を受けた当日、「名古屋おもてなし武将隊」の織田信長さんは「力添えできることがあるならば何なりとお申し付けくださいますよう」、「熊本城おもてなし武将隊」の加藤清正さんは「今よりも、コロナウイルスの影響が収束していることを願い、我らも日々努めてまいりまする」とコメントを寄せた。
神戸・清盛隊は、2012(平成24)年の大河ドラマ「平清盛」に合わせ神戸市が開いたイベント「KOBE de 清盛2012」のPRキャラバン隊として、「平安時代より呼び起こされ、スマホ型タイムマシンで平成にやって来た」という武将隊。「KOBE de 清盛2012」が閉幕した2013(平成25)年1月14日、「平安時代に戻り、眠りについた」が、ファンからの「清盛隊を存続させてほしい」という多くの声援に応え、同年5月3日に民間団体として復活した。