神戸・元町高架通商店街のモトコー4番街にある「立ち呑(の)み 刻屋(キザミヤ)」(神戸市中央区元町高架通、TEL 080-4024-6601)が1月5日、ラーメン店「刻屋」としてリニューアルした。
店内は白を基調とし、明るい雰囲気を演出。店主の間庭英治さんは「こだわりは分かる人には分かる床の柄。有名映画に出てくるホテルのじゅうたんをモチーフにした」と明かす。「味、雰囲気を記憶に刻んでほしい」「記憶に刻める場所」との思いで店名を付けた。
1月2日に2周年を迎えた同店は、これまで立ち飲みとラーメンの2本立てで営業。間庭さんが岡山県・津山出身ということで地元の名物料理なども提供していた。特に化学調味料を一切使わずに作ったスープが売りのラーメンが人気で、「鶏醤油(しょうゆ)ラーメン」はラーメン雑誌などに掲載されるほどという。
「立ち飲み店として始めたが、後々ラーメンをメインにしたいと考えていた。自分が一番食べたい味を追求し続け、納得のいくラーメンが出来上がってきたのでリニューアルに踏み切った」と間庭さん。現在はパイプ椅子のほか、3席のカウンターチェアを設ける。
「渾身(こんしん)の一杯に仕上げた」というラーメンは、「鶏醤油ラーメン」「鶏醤油ラーメン」(以上820円)、「鶏白湯(パイタン)ラーメン」(920円)、「シジミラーメン」(980円)、「たまごラーメン」(900円)、「ドロ白湯ラーメン(ドロドロの鶏白湯ラーメン)」(1,290円)など。ラーメン以外にご飯ものも提供し、夜はおかずの提供も検討しているという。
ドリンクは、生ビール(500円)、酎ハイ、ハイボール(以上500円~)などをそろえる。
新型コロナウイルス感染防止対策として、終日換気扇と空調を付けて店内を換気し、手指消毒用のアルコールの設置、マスクの配布などを行う。
間庭さんは「全く無名のまま始めたが、徐々に浸透してきたと感じている。いろんな人たちに支えられて、なんとか2周年を迎えることができた。コロナ禍で毎日不安だが、やれるところまでやり続けていきたい。これからはさらにラーメンを押していきたい」と前を向く。
営業時間は、昼=11時30分~14時、夜=17時~24時(スープが無くなり次第終了)。