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神戸・灘の酒蔵「安福又四郎商店」が新商品 「和牛のための日本酒を」

商品を紹介する灘の酒蔵「安福又四郎商店」のスタッフ

商品を紹介する灘の酒蔵「安福又四郎商店」のスタッフ

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 神戸・灘の酒蔵「安福又四郎商店」(神戸市東灘区御影塚町1、TEL 078-851-0151)が1月29日、日本酒「牛と鉄板」を発売した。

左から「牛と鉄板 -STEAK-」「牛と鉄板 -YAKINIKU-」

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 創業1751年で今年270年を迎える同社は、兵庫県産の酒米、灘の酒造名水「宮水」を使い、手造りでの少量生産を行っている。代表銘柄は「大黒正宗」。

 「神戸のおいしいものを神戸のおいしいお酒で楽しんでもらいたい」と、神戸牛に合わせる地酒を企画。ラインアップは、うま味の濃いステーキや牛肉のすしなどに合う「牛と鉄板 -STEAK-」と、タレ系の焼肉など味の濃い和牛料理に合う「牛と鉄板 -YAKINIKU-」の2種類を用意した。

 ラベルのデザインについて、同社企画・広報の安福愛さんは「新しい商品ということが見た目にも伝わるよう、一見して日本酒に見えないデザインにした」と明かす。「サシが入った赤い肉や焼かれたステーキ肉と並んだときに、肉を引き立てながらも存在感を感じさせるよう、マットな黒に箔押し加工を施したラベルを採用。和牛を扱うレストランで赤ワインなどと並んだときに映える和の要素と270年の伝統を持つモダンさを表現した」とも。

 コロナ禍の自宅でのメリハリ消費を視野に入れ、日本酒の知識がない人でも選びやすいやすいようにあえて精米歩合を強調せず相性の良い食材を示した。終息後には、全国のブランド牛と合わせて観光客やインバウンド客への観光需要喚起も狙う。

 安福さんは「発売から約1カ月。他の代表銘柄より販売数が多いほど好評を得ており、取扱酒販店も増えている。低温で3年以上熟成させることで和牛の濃いうま味と合い、甘みのある和牛の脂と溶け合う口内調味をお楽しみいただける。冷やさず、常温かぬるめでお召し上がりいただければ」と話す。

 価格は、「牛と鉄板 -STEAK-」(720ミリリットル=2,800円、1800ミリリットル=4,900円)、「牛と鉄板 -YAKINIKU-」(720ミリリットル=2,800円)。同社直営店舗、オンラインショップのほか、取り扱い酒販店などで取り扱う。

 直営店舗の営業時間は10時~17時。水曜・日曜・祝日定休。

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