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神戸の「淡路屋」が「ひっぱりだこ飯」のふた発売 過去販売容器にも対応

明石ダコを使った西明石駅名物「ひっぱりだこ飯」のタコつぼ風容器に合う「ひっぱりだこの蓋」

明石ダコを使った西明石駅名物「ひっぱりだこ飯」のタコつぼ風容器に合う「ひっぱりだこの蓋」

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 神戸の「淡路屋」(本社=神戸市東灘区魚崎南町3、TEL 078-431-1682)が1月20日、名物駅弁「ひっぱりだこ飯」のタコつぼ風容器に合う「ひっぱりだこの蓋(ふた)」の販売を始めた。

「ひっぱりだこの蓋」使用イメージ

 コロナ禍で「崖っぷちの駅弁屋」をキャッチフレーズに「ドライブスルー駅弁」「飛沫(ひまつ)感染予防シールド付き弁当箱」「ハロウィン版 ひっぱりだこ飯」「クリスマス版 ひっぱりだこ飯」など、さまざまな企画を打ち出している同社。

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 1998(平成10)年から発売している明石ダコを使った西明石駅名物「ひっぱりだこ飯」。常連客から「容器のふたが欲しい」という要望が多く、2019(平成31)年1月に「蓋付きひっぱりだこ飯」を数量限定で販売。さらに「ふただけが欲しい」という多数の意見があったことから、ふたの単体販売を実現するための量産化に向けて試行錯誤を繰り返し、製品化が実現した。

 当初の計画では今春4月10日の「駅弁の日」記念商品として発売を予定していたが、2度目の緊急事態宣言が発出され、駅の利用者が激減。同社の柳本雄基さんは「駅利用者の減少は駅弁という食文化の衰退に直結する。世間から駅弁が忘れられぬよう話題作りのため発売の前倒しに踏み切った」と話す。

 ふた1個の価格は440円。ふたは「ひっぱりだこ飯」の容器と同じ陶器製。デザインにもこだわり、タコの頭をつまんで持ち上げるユニークな仕様に仕上げた。過去に販売したほぼ全ての「ひっぱりだこ飯」シリーズの口径に合うような工夫もしている。

 新神戸店、神戸店、西明石店、芦屋店、西神中央店、神戸阪急店、神戸大丸店などで販売するほか、同社オンラインストアからの注文で地方発送にも対応する。

 柳本さんは「弊店の予測を遥かに超える需要があったため、すでに品切れ状態になっている。受注・販売の再開は30日午前で1000個を予定している」と話す。

 淡路屋は、「駅弁屋」として1903(明治36)年1月5日に創業。当時の阪鶴鉄道(現・JR福知山線)の構内営業が認められ、大阪駅を拠点に大阪~福知山間の弁当車内販売を始めた。

 神戸の食材を盛り込み「神戸名物」として親しまれているさまざまな弁当を提供。弁当の下に発熱体を配置することで蒸気を生じさせ温める仕組みを取り入れた加熱式の「あっちっちスチーム弁当」シリーズ(1,100円~)、「ひっぱりだこ飯」シリーズ(1,080円~)などユニークな弁当をそろえている。