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三宮の多目的スペース「アゲハベース」が7周年 コロナ禍で無観客配信始める

三宮のフードバー&エンターテインメントスペース「Ageha Base(アゲハベース)」無観客ライブ配信の様子

三宮のフードバー&エンターテインメントスペース「Ageha Base(アゲハベース)」無観客ライブ配信の様子

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 神戸・三宮のフードバー&エンターテインメントスペース「Ageha Base(アゲハベース)」(神戸市中央区下山手通2、TEL 070-5436-4350)が2月12日、7周年を迎えた。

レコーディング風景を配信するミュージシャンも

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 1階の鉄板焼き店「鉄板焼 空海」の姉妹店として2014(平成26)年にオープン。店舗面積は21坪。内装などは「神戸・清盛隊」がプロデュースした。

 コロナ禍以前はテーブル24席、カウンター7席でフードバー営業をしていたが、客同士の間隔を確保するため1テーブル2人までの12席に変更し、カウンター席は廃止。チャージ料は500円(チャーム付き)。日替わり料理やスイーツ(500円~)を用意し、「鉄板焼 空海」の一部メニューもデリバリーできる。ドリンクはキャッシュオン(500円~)で提供。時短営業・人数制限も行っている。緊急事態宣言下はフードバー休業。

 新型コロナウイルス感染防止対策として、空気清浄機・サーキューレーターを設置。入り口指先消毒の徹底、ドリンクカウンターには感染防護板を設けている。

 店内には、プロジェクター、モニター3台、音響設備、電子ピアノなどを備え、これまではアコースティックライブや展覧会のほか、結婚式などの2次会、ワークショップ、演芸、映画上映会などを行う最大40人までの多目的スペースとしても利用されてきた。

 店主の植木寛太さんは「昨年の緊急事態宣言でイベントはすべてキャンセルになり、フードバーも自粛を余儀なくされた。これまで当店を利用してくださっていた演者さんも活動の場が減っている」と肩を落とす。

 「店を閉めることも考えたが、演者さんたちも苦労されている。これまでお世話になった方々の活動の場になればとできる限り続けよう」と思い直した植木さんは、無観客配信の環境を作るために撮影照明、映像スイッチャー、オーディオインターフェース、カメラ4台、パソコンを用意。ミキサーも増設し、インターネット回線の整備を行ったという。

 植木さんは「利益にはつながらないかもしれないが、要望に応じた価格設定にすることで演者さんの負担を減らしている」と話す。「新型コロナが落ち着いたら参加人数を制限し、少しずつでも有観客同時配信イベントを行っていきたい」とも。

 時短営業時間は18時~22時。定休日はツイッター、イベントスケジュールはブログで知らせる。

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