特別展「原田治展『かわいい』の発見」が7月3日、神戸・六甲アイランドの「神戸ファッション美術館」(神戸市東灘区向洋町中2、TEL 078-858-0050)で始まる。
1970年後半から1990年代にかけて、女子中高生を中心に人気を集めた「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」の生みの親であるイラストレーター・原田治さんの没後初の全国巡回展のひとつ。
イラストレーターとして活動するきっかけとなった、1970年代に創刊された雑誌「an・an」の仕事をはじめ、広告・出版・各種グッズなど多分野にわたる作品を中心に展示。幼少期~20代前半の初期資料や、エッセー集「ぼくの美術帖(ちょう)」関連資料も紹介し、時代を超えて愛される原田さんの全貌に迫る。
展示ゾーンは、イラストレーターデビューまでの「History」、雑誌・装丁・広告など原田さんの仕事「Works」、イラストレーターとしての顔とは違う原田さんの作品や創作背景「Joy」、オサムグッズのキャラクターたち「Dusty Miller」を予定する。
会期中は、館内でオサムグッズを販売する。
開館時間は10時~18時。月曜休館(8月9日は開館し、翌10日休館)。入館料は、一般=1,000円、大学生・65歳以上=500円、神戸市内在住の65歳以上と高校生以下は無料。8月29日まで。新型コロナウイルスの影響で変更の場合がある。