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神戸で「クリエーター発掘・支援」イベント 市と共催、初のオンライン配信も

7月2日に行われた「Rethink Creator PROJECT」神戸セミナーの様子

7月2日に行われた「Rethink Creator PROJECT」神戸セミナーの様子

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 「Rethink Creator PROJECT」の地域セミナーが7月2日・3日、神戸・旧居留地のベイ・ウイング神戸ビル(神戸市中央区江戸町)10階にあるコミュニティー型ワーキングスペース「ON PAPER」(TEL 078-335-7033)で行われた。

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 「クリエーターの地産地消」をコンセプトに、「地元を誰かに任せない」とキャッチコピーに掲げる同プロジェクト。主催は全国のクリエーターの育成や仕事のマッチングを手掛ける「クリエイターズマッチ」(東京都渋谷区)で、「Rethink PROJECT」が協賛する。

 2018(平成30)年からクリエイターズマッチが行う、日本各地のクリエーターを発掘・育成する同プロジェクトとコラボレーションを開始した日本たばこ産業(以下JT)。これまで国内のさまざまな分野で社会貢献活動を行ってきたJTは昨年6月8日、地域とパートナーシップを組み、地域に根差した施策を有機的につなげ発展させていきたいと「Rethink PROJECT」として始動した。

 同プロジェクトでは、身近な魅力を発見する方法(Rethink)とそれを簡単にデザインに落とし込むための方法(Create)を学ぶセミナーを全国各地の会場で開催。今年は徳島での開催を皮切りに、全国17地域・18セミナーの開催が予定されている。

 「デザイン都市・神戸」をスローガンに掲げ、アーティストやクリエーターの活動や場所を支援する神戸市との共催で2019(平成31)年3月に始まり3年目となる神戸セミナーは、コロナ禍を踏まえて会場とオンラインの両方から参加できる初のハイブリッドで開催。両日合わせ、会場で53人、オンラインでは91人のデザインの、経験がない人、現役デザイナーなどが参加した。

 神戸セミナーでは、会場を運営するイディーと同市が連携し、都市型創造産業に関わる人材の発掘と育成のための特別プログラムを行っており、これまで第1期・第2期合わせて30人の修了生を輩出。セミナー終了後には、同プログラムの内容や申込み方法などの説明会も行われた。

 JT関西リレーション推進部課長(兵庫担当)の中根聡子さんは「地域と連携したプロジェクトを行うのは難しいこと。神戸市の協力があってこそ成り立っている取り組み。近隣の自治体も関心を持ってくださっており、『一緒に何かできないか』と声を掛けていただくこともある」と話す。「デザインの力はとても大きい。取り組みが広がることで地域が地元デザイナーや企業とつながり、地域が抱える課題を解決するきっかけにもなれば」とも。

 セミナーは今後、愛知県名古屋市(7月14日)、東京都葛飾区(7月21日)で実施。各セミナーとも経験不問で無料。参加は同プロジェクト公式サイトで受け付ける。

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