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神戸で「クリエーター発掘・支援」イベント 地元から人材創出目指す

「Rethink Creator Project」神戸セミナーの様子

「Rethink Creator Project」神戸セミナーの様子

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 神戸・旧居留地のベイ・ウイング神戸ビル(神戸市中央区江戸町)10階にあるコミュニティー型ワーキングスペース「ON PAPER」(TEL 078-335-7033)で3月9日、「Rethink Creator Project」の地域セミナーが行われた。主催はクリエイターズマッチ(渋谷区)で、日本たばこ産業(以下JT)が協賛する。

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 JTは2018年、クリエイターズマッチが行う、日本各地のクリエーターを発掘・育成するプロジェクト「Rethink Creator Project」とコラボレーションを開始。経験の浅いクリエーターや、ライター・デザイナー経験のないクリエーター予備軍を対象に、全国9地域でセミナーを開いた。セミナーの「学びの場」と「挑戦の場(クリエーティブコンテスト)」の提供を通じて、12月末時点で約2200人が同プロジェクトに登録している。

 2年目となる今回の地域セミナーは神戸市からスタート。「クリエーターの地産地消による地域創生の実現」という2019年のプロジェクトコンセプトに神戸市が共感。「デザイン都市・神戸」をスローガンに掲げ、アーティストやクリエーターの活動や場所を支援する同市との共催が実現した。

 神戸市都市型創造産業統括プロデューサーの藤野秀敏さんは「神戸市は『誰もがクリエーターになれるまち』を目指している。『Rethink Creator PROJECT』を協働で開催することで、新たなクリエーター育成にも力を入れていきたい」と期待を寄せる。神戸では通常の地域セミナー内容に加えて、神戸からクリエーティブな人材を創出するプロジェクト「Rethink Creator Project 神戸特別版」も展開する。

 当日は20~40代を中心に男女60人が参加。参加者からは「いろいろな発想ができる人が神戸に増えるといいなと思った」「神戸から発信できる何かを創造していけたら」などの声が上がった。神戸セミナーは予想以上の反響があり申し込み定員を上回ったため、現在、追加セミナー(4月1日)の参加者も募集している。

 クリエイターズマッチ代表の呉京樹さんは「今年は神戸市同様に各地域の特色を生かしたセミナー内容を意識している。前年から規模を拡大し全国24地域での開催を目指す」と話す。

 第1タームのセミナーは今後、福岡(同16日)、仙台(同24日/仙台市共催)、米子(同30日)、大阪(4月7日)、萩(同13日/萩市後援)、熊本(同16日/熊本市後援)、札幌(同20日)で実施。第2、第3タームでの開催地域は追って公式サイトで発表する。

 各セミナーとも経験不問で無料。参加は同プロジェクト公式サイトで受け付ける。

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