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神戸の老舗企業3社が初コラボ 「マキシン」メンズハット設立10周年で

左から、マキシンのメンズハット初期より担当している製作部の久保太平さん、毛利マーク社長の藤井淳史さん、ナガサワ文具センター商品開発室室長の竹内直行さん、マキシン取締役営業本部長の柳憲司さん

左から、マキシンのメンズハット初期より担当している製作部の久保太平さん、毛利マーク社長の藤井淳史さん、ナガサワ文具センター商品開発室室長の竹内直行さん、マキシン取締役営業本部長の柳憲司さん

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 神戸の老舗企業3社が10月1日、ナガサワ文具センター本店(神戸市中央区三宮町1、TEL 078-321-4500)の高級文具専門コーナー「PenStyle DEN(ペンスタイルデン)」でコラボ商品の販売を始めた。

「マキシン×ナガサワ文具センター×毛利マーク」コラボメンズハット

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 コラボしたのは、創業81年の帽子製作販売店「マキシン」(北長狭通2)、創業139年の文房具店「ナガサワ文具センター」、創業107年の雑貨店「毛利マーク」(三宮町2)。コラボ商品開発は「マキシン」のメンズハット設立10周年記念企画の一環。

 創業から70年間、婦人帽子を中心に販売していたマキシン。2010(平成22)年にナガサワ文具センターの長澤宗弘社長がマキシン取締役営業本部長の柳憲司さんに「PenStyle DEN」で販売する紳士帽子を作れないかと相談したことがきっかけで、翌年9月1日にマキシン初のメンズライン「KOBE chapeau HOMME(神戸シャポーオム)」が設立された。

 柳さんは「レディスハット一筋でご婦人方に支えられた会社であったが、消費者ニーズや今後の商品多様性などを検討し、社内で討議した。70年の重みと確固たる伝統という重圧もあり、当初は思うように進まなかったのが正直なところ。職人とコミュニケーションを取り、帽子の知識、同業他社のリサーチなどを経て、初のメンズハットが完成した」と振り返る。

 「毎年、春夏、秋冬と2シーズン、各5-10型、サイズオーダーなどもあり、男性だけでなく紳士風の要素を取り入れたマニッシュコーデとして女性にも愛用いただいている」とも。

 マキシンではメンズライン販売開始から今年で10年がたつことを記念し、3社によるコラボメンズハット6型7色(2万8,600円~4万2,900円、サイズオーダー可能)を製作。デザインはナガサワ文具センターが神戸の街並みをさまざまな色で表現したオリジナル万年筆インク「神戸インク物語」の色から着想し、「神戸インク物語」のグッズとしてピンバッジを制作している毛利マークが帽子に取り付ける飾りとなるバッジを担当している。

 9月28日には、発売プレイベントとして3社の各担当者であるマキシン取締役営業本部長の柳憲司さん、ナガサワ文具センター商品開発室室長の竹内直行さん、毛利マーク社長の藤井淳史さんが音声配信アプリ「stand.FM」内の番組「KOBE LOVERs Station(コベラバ)」で「Kobe Chapeau Homme コラボ記念神戸老舗鼎談(ていだん)」として配信した。同番組は「stand.FM」アーカイブ音声でも聴くことができる。

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