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神戸「水道筋商店街」舞台のショートムービー AR活用し、現代アート団体が制作

AR写真と1分のショートムービー10本から成る作品「Go Round」の場面画像

AR写真と1分のショートムービー10本から成る作品「Go Round」の場面画像

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 「Interdisciplinary Art Project Kobe(インターディシプリナリー・アート・プロジェクト・コウベ、通称=IAPK)2022 vol.7」が3月10日、「水道筋商店街(エルナード水道筋、灘中央市場)」(神戸市灘区水道筋)一帯で始まった。

QRコードをスマートフォンで読み込むと写真が映像になって動く

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 IAPKの代表を務めるのは、神戸生まれのアーティスト・韓成南(ハンソンナン)さん。現代アート団体「Interdisciplinary Art Festival Tokyo」「Art in Country of Tokyo」の代表も務め、文化庁、神戸市、大阪市、名古屋市、アーツカウンシル東京、国際交流基金、テルモ現代美術助成など、国内外20以上の自治体・企業・公益財団からの助成金などを活用し、さまざまなアートプロジェクト、展示を企画・実施している。

 2019年5月に始まり、7回目を迎える同イベント。今回は、前回開催の「IAPK 2021 vol.6」で行われた「拡張現実(AR)で見るショートムービー制作ワークショップ」で完成した作品「Go Round」を展示する。

 作品はAR写真と1分のショートムービー10本から成り、同商店街で撮影した。対象店舗に設けたイベント看板のQRコードをスマートフォンで読み込むと写真が映像になって動く。

 監督&脚本は高木駿一さん、韓さん。主演は樋口綾香さん。神戸のバンド「みみみ食堂」が楽曲「MERRY GO ROUND」を提供する。協力店は「水道筋恵比寿」「喫茶ドニエ」「ゑみや洋服店」「フレッシュ・フィールド」「赤玉スポーツ」「摩耶ダンスアカデミー」「うどんな也」「パン本舗にこねこ堂」「チンタ本店」「水道筋音楽出版」の10店舗。

 IAPKについて韓さんは「神戸で定期的にワークショップや映像上映会、パフォーマンス、レクチャーなどのイベントを開催し、Interdisciplinary Artという観点で、枠組みを超えたからこそ属し切れない実験的で先鋭的なアートを紹介している。歴史を再考しながら、現代アートによる国際文化交流を行い、神戸らしさとは何かを探求できれば」と話す。

 参加無料。今月27日まで。

 関連イベントとして、3月25日~27日に淡路島にあるアトリエ「YAMAKATSU FACTORY」で映像を中心とした現代アート作品を展示する。開館時間は11時~18時。入場無料。

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