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三宮センター街にもち麦おこわともち麦おはぎ専門店 兵庫県産もち麦使用

「マルヤナギ小倉屋」常務執行役員の柳本健一さん(右)と「m'ocowa KOBE」店長の田中未奈子さん(左)

「マルヤナギ小倉屋」常務執行役員の柳本健一さん(右)と「m'ocowa KOBE」店長の田中未奈子さん(左)

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 もち麦おこわ・もち麦おはぎ専門店「m'ocowa KOBE(モコワコウベ)」(神戸市中央区三宮町3、TEL 078-945-9968)が4月5日、三宮センター街3丁目にオープンした。

食べ歩き用のカップに入った「matsuri(祭)」

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 経営は、170年以上続く昆布店の老舗「小倉屋」からのれん分けし、1951(昭和26)年に創業した煮豆やつくだ煮、蒸し豆を取り扱う食品メーカー「マルヤナギ小倉屋」(東灘区御影塚町4)。これまで本社1階で自社商品を販売するスペースを設けていたが、独立店舗はマルヤナギで初となる。

 2017(平成29)年から兵庫県加東市の「JAみのり」と協働でもち麦の栽培を始めた同社。2020年には市内栽培面積が約100ヘクタールとなり、学校給食への導入をはじめ、農業体験授業などで地域の活性化を行うほか、もち麦の健康価値を発信する活動「ひょうごもち麦PROJECT」をスタートした。「もち麦の魅力をお客さんに直接伝えたい」との思いから、直営店の開業に踏み切ったという。

 店舗面積は4.9坪。内装は、ペールグレーののれんに、木目調のショーケースで和モダンな印象に仕上げた。店名は、「もち麦おこわ」と「マルヤナギが提案する新しいおこわ」をイメージして付けた。

 同社常務執行役員の柳本健一さんは「もち麦独特の香りを苦手と感じる方が多いが、加東市で栽培している品種『キラリモチ』はにおいが少なく食べやすい。もち米の約12倍の食物繊維を含むもち麦を半分以上使っているので、健康に気を使う方にもお薦めしたい」と話す。

 メニューは、「もっちプチ!五穀の糀(こうじ)赤飯」「もっちプチ!糀おはぎ」(以上162円)、「ちりめんと大粒実山椒(みざんしょう)もこわ」(216円)、「栗づくし もこわ」(194円)など。パッケージは、食べ歩き用カップに入れた「matsuri(祭)」、持ち帰り用の箱に入れた「tamate(玉手)」の2種類。いずれも、もち麦おこわ、おはぎから好みの3種類が選べる。

 ドリンクは、「深煎(い)り焙煎(ばいせん)もち麦茶(アイス・ホット)」(270円)、「お抹茶(アイス・ホット)」(324円)などをそろえる。

 店長の田中未奈子さんは「気軽に食べ歩きできるよう、大きさやパッケージにもこだわった。賞味期限30分の食べ歩き限定商品『花火もこわ』(194円)はカラフルな見た目とサクサク食感でお薦め」とほほ笑む。

 営業時間は11時~18時30分。

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