24時間販売の無人チョコレートギフト専門店「CERTIFICATE(サティフィケイト) From Kobe」(神戸市中央区神若通1)国内1号店が6月3日、神戸・春日野道にオープンした。
春日野道地区で育った高田隼渡(はやと)さんが地域活性化になればと開いた同店。高田さんは「小学生のころの地元商店街はとても活気があったが、阪神・淡路大震災が起こってからは以前より元気がないように思う。過去に祖父母や叔父叔母などが商店街で商売をしていたこともあり、身近に感じていた。新しいやり方で地元に貢献したいという思いも強かった」と明かす。
高田さんはITやブランディング支援を行う会社も経営しており、そのノウハウを生かしたDX(デジタルトランスフォーメーション)型店舗を開くことで「春日野地区を魅力的な地域にしたい」と出店に踏み切った。
店舗面積は6坪。チョコレートをイメージした茶色と白色を基調とした落ち着いた雰囲気に仕上げた。店名の「CERTIFICATE」は英語で「証明書」の意味。「信頼ある商品を贈ることでさまざまな意味の証明書になれば」と名付けた。
高田さんは「箱のふた裏が証明書のデザインになっており、お世話になった人への手土産では『感謝状』、表彰シーンではチョコレートが入った『表彰状』、おわびが必要なシーンでは『謝罪状』として活用できるようなコンセプト型パッケージになっている」と話す。
購入方法は冷蔵庫から商品を取り出し、バーコードの読み取り不要のセルフレジシステムとなっている。支払いは現金のほか、クレジット・交通系電子マネー決済などにも対応する。
ベルギー産クーベルチュール・チョコレートを使った商品は、「米粉入りチョコ」「米パフ入りチョコ」(以上、4個入り=1,000円、12個入り=2,000円、16個入り=3,000円)。米粉や米パフなどの素材を使うことでグルテンフリーを実現した。
高田さんは「チョコレートのおいしさは自信を持ってお薦めしたい。いつでも購入できるので、急な土産や仕事帰りのギフト選びにも活用してほしい」と来店を呼びかける。