スパイスカレー&バル「スパイスモブ(spice mobb)」(神戸市中央区中山手通3)が6月10日、神戸・元町寄り山手幹線北側にプレオープンした。
実店舗出店に向けて物件を探していた店主のひろきさん。物件探しが難航していた際、ゲストハウス「Hostel Ini. kobe(ホステルイニコウベ)」の間借り営業募集を見て応募し、今年3月5日から同ホテルの一角を借りて活動を始めた。
今回、出店する物件の所有者から業務委託という形で任されることになり、常駐店舗としてのオープンにこぎ着けた。
席数は、テーブル12席、カウンター7席。「店名の『mobb』はヒップホップ用語で悪い集団や集まりの意味」とひろきさん。自身がライフスタイルとするブレイクダンスのヒップホップカルチャー要素を取り入れたかったといい、「スパイスカレーは多種多様なスパイスを合わせて作るので、集まりの意味『mobb』とかけた」と明かす。
だしなど和のテイストを取り入れたカレーのコンセプトは「優しいけど本格的なスパイスカレー」。週替わりの2種あいがけカレー(1,000円~)を提供し、「同じカレーをまだ作ったことがない」という。夜営業では、日替わりのアチャール盛りや酒のあてにもなるカレーの副菜盛りなどの提供を予定。店主が好きな日本酒をメインに提供する。ドリンクは500円~。
ひろきさんは「脱サラして、以前から目標としていた飲食業の独立に向け動き出した。カレー作りの経験は浅いが、飲食業での料理経験と料理好きを生かし、体も心もほっこりするおいしく優しいスパイスカレーを届けたい。日本酒は和食のイメージが強いが、実際はどんな料理とも合う。日本酒とスパイスを掛け合わせ、和とスパイスの融合を楽しんでほしい」と笑顔を見せる。
営業時間は、昼=11時30分~14時30分、夜=18時~21時30分(以上ラストオーダー)。本オープンは今月30日から。