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神戸トアロードの商店街組合がイメージ映像「多言語化バージョン」公開

「TOR is my ROAD」場面画像、神戸トアロード「デリカテッセン」

「TOR is my ROAD」場面画像、神戸トアロード「デリカテッセン」

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 神戸のトアロード中央商店街振興組合(神戸市中央区北長狭通3)が7月10日、オリジナルイメージ映像の多言語化バージョンを公開した。

左から、「A&D MUSIC STUDIO」の土井亮さん、「トアロード中央商店街振興組合」副理事長のリョウ・ケンコウさん

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 トアロードは、海と山を結ぶ全長約1キロの緩やかな坂道。同組合によると、歴史は神戸港が開港した1868(明治元)年に始まったとされ、さまざまな国から多くの外国人が来日し、海側の居留地と山側の住居を結ぶ通勤路として利用していたという。

 現在は、「古きよき時代の雰囲気を残す神戸らしい老舗」をはじめ、新旧さまざまな店が共存。トアロードを挟んで、西側はセレクトショップなどが集まる「トアウエスト」、東側は飲食店が軒を連ねる「トアイースト」として地元住民や来街者に親しまれている。

 映像タイトルは「TOR is my ROAD ~南北1kmの美しい寄り道」。同組合では「トアロードの住人であろうがなかろうが人生のなかでトアロードに立ち寄った時間は、あなたの歩いていく道にきっと花を咲かせるだろう」(原文ママ)と説明する。

 映像担当者は映像作家の楠健太郎さん、物語担当者はコピーライターの村上美香さん、音楽担当者は作曲家でピアニストの谷川賢作さんが務める。今年1月10日、トアロードにある老舗ジャズ喫茶「Mokuba's Tavern(木馬)」店長でソプラノ歌手の深川和美さんがナレーションを担当した映像を初公開した。

 同映像は「第4回 日本国際観光映像祭 日本部門」で審査員長特別賞を受賞し、現在は神戸市役所ロビー、新神戸駅、神戸港などのスクリーンでも公開している。

 新たに作成したイメージ映像は、英語版、フランス語版、中国語版、英語字幕版の4種類。英語版ナレーションは、トアロードにある「newtalk英会話」校長のジェフリー・シャラガンさん、フランス語版ナレーションは「木馬」常連客のアラン・カリュエルさん、中国語版ナレーションはナレーター経歴を持つオウ・エイさんが担当した。

 同組合副理事長の柳憲司さんは「多言語化はトアロードにとって必然。コロナ禍で長らく閉ざされていた海外との往来復活も願い、製作に着手した。ナレーションは、神戸に、特にトアロードに関わりの強い方々にお願いした」と話す。

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