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神戸の老舗製粉メーカーが初のポップアップストア 地元スイーツとコラボ

増田製粉所の小麦粉

増田製粉所の小麦粉

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 神戸の製粉メーカー「増田製粉所」(神戸市長田区梅ケ香町1)が10月14日から、JR三ノ宮駅南口イベントスペース「&3PARK」(中央区布引町4)で開かれる「OHIROME MARKET(おひろめマーケット)」に初のポップアップストア「masufun+(ますふんぷらす)」を出店する。

増田製粉所外観

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 同イベントは、新型コロナウイルス感染拡大により活気を失いつつあった神戸経済の回復と、ウィズコロナ時代、アフターコロナ時代を見据えたにぎわい創出を目的とし、神戸市が主催。今月14日から約2カ月間、周辺観光地や商業施設への消費喚起を目的に市内の事業者が順次出店する。

 1906(明治39)年創業、1908(明治41)年に株式会社として設立した増田製粉所は、菓子用薄力粉を主力商品として製造。「地産地消」「地域活性」がコンセプトの兵庫県産小麦を使った「宝笠印小麦粉」「北野坂」などをメインブランドとして展開している。

 創業以来、神戸の洋菓子文化を支えてきた同社が、地元の街を盛り上げたいとポップアップストアの出店を決めた。市内のスイーツ店やカフェと日替わりでコラボレーションすることで、神戸スイーツの活性化を目指す。

 長年、地元民から「ますふんさん、ますふんさん」と呼ばれて親しまれてきた同社。今回のストア名「masufun+」は、呼称の英字表記に「コラボ店と神戸スイーツを盛り上げていこう」との思いから「+(プラス)」の1文字を添えたという。

 コラボ店と出店スケジュールは、14日=「菓子工房ecca(エッカ)」(兵庫区)、15日=「丸福バーム」(北区)、16日=「Rosies Bakery(ロージィベーカリー)」(垂水区)、17日=「どら焼き専門店 和乃香」(灘区)、「Patisserie FAMILLE(パティスリーファミーユ)」(垂水区)、18日=「on & off.cafe」(北区)、19日=「nagi coffee & bake」(中央区)。

 同社マーケティング担当の竹内将人さんは「口溶けが良くしっとりと仕上がる小麦粉菓子用に適した小麦品種『シロガネコムギ』を主体に兵庫県産小麦を100%使う『宝笠異人館』は、多くの地元神戸のスイーツ店でも使われている。今回はスイーツのほか、小麦粉の販売も行う」と話す。

 開催時間は11時~19時(各日、準備数なくなり次第終了)。今月19日まで。

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