見る・遊ぶ 暮らす・働く

神戸・新開地で「パルシネマ映画祭」 開館50周年祝いで有志が企画

「パルシネマ映画祭」関係者たち

「パルシネマ映画祭」関係者たち

  • 2

  •  

 神戸・新開地の映画館「パルシネマしんこうえん」(神戸市兵庫区新開地1、TEL 078-575-7879)で11月3日から、「パルシネマ映画祭」が開催される。

「パルシネマしんこうえん」外観

[広告]

 企画・立案は、今年3月まで映画館でスタッフをしていた宮本裕也さんら。映画館時代の同僚と共同出資し、パルシネマのスタッフらと実現に向けて進めてきた。

 昨年1月1日に50周年を迎えたが、新型コロナ禍のため記念イベントなどができなかったというパルシネマ。宮本さんは「大作映画のヒットなどを受けて、『映画館はもう大丈夫なんじゃないか』という声も耳にするが、それは一部の映画館のみで、ほどんどの映画館は依然として苦しい状況が続いている。1年後、10年後とパルシネマを残していくため、今よりもパルシネマとこの街を楽しんでもらうため、50周年を祝う『パルシネマ映画祭』を企画した」と話す。

 初日の10時~11時30分は、サイレント映画伴奏ピアニストの天宮遥さんによる「ようこそ!ピアノ劇場へ」(一般=1,500円、学生=1,000円)を行い、1926年の喜劇映画「ハロルド・ロイド 福の神(プライベート版)」をピアノ伴奏上映する。12時~13時15分は、パルシネマの新旧支配人によるトークイベント「パルシネマの歴史と未来について」(投げ銭)を行う。

 そのほか上映作品は、3日~9日=スタジオジブリ宮崎駿監督作品「紅の豚」のほか、「ラヂオの時間」「アメリ」「浮き雲」、10日~16日=フィンランドのアキ・カウリスマキ監督による「街のあかり」のほか、「過去のない男」「バグダッド・カフェ」。上映時間と料金はホームページで確認できる。

 同イベント開催を記念して、イラストレーター朝野ペコさんのイラスト入り「パルシネマ映画祭オリジナルパーカ(赤・白・黒)」(5,800円)を販売するほか、期間中、半券提示でサービスが受けられるタイアップ企画も展開。「喫茶 大力」では「大力定食」を50円引き、「はらドーナッツ」ではバラエティーセット(5個)を50円引きし、「COZY COFFEE」では会計500円以上で50周年ブレンドドリップバッグを進呈する。

 11月16日まで。

ピックアップ

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース