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神戸港でワイン100種の有料試飲イベント 今年は船上で開催へ

神戸シーバスbbkチーム長の高田隆寛さん(左)

神戸シーバスbbkチーム長の高田隆寛さん(左)

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 ワインの有料試飲イベント「プレミアムワイン バイ・ザ・グラス神戸2022」が11月12日、神戸港・中突堤に停泊中の「神戸シーバス boh boh KOBE号(ボーボーコウベゴウ)」(神戸市中央区波止場町)で開催される。

船内3階オープンデッキからの眺め

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 主催は、神戸港を拠点にタグボートや遊覧船などを運航する「早駒運輸」。2020年6月に引退した観光船「ファンタジー号」の後継船として、三菱重工業長崎造船所の通勤船を取得している同社では同年9月、船内の装飾をリニューアルし、旅客船「boh boh KOBE号」の運航を始めた。船の大きさは、全長38メートル、幅10.66メートル。3階建ての客室構造を備える。

 同社神戸シーバスbbkチーム長の高田隆寛さんは「就航当時は新型コロナ禍で船を出せない日々が続いた。本来、観光船の停泊営業はできないが、新型コロナ禍で打撃を受けた観光船への特例措置として今年4月に神戸市港湾局から期間限定で許可された」と明かす。

 今回の企画は、ウオーターフロントエリアの新たな取り組みとして、神戸でワイン有料試飲イベントを企画してきた「バイ・ザ・グラス神戸実行委員会」に呼びかけ実現したという。

 「バイ・ザ・グラス神戸」は2010(平成22)年に初開催し、今年で11回目。今年はこれまでよりもワインのランクを上げ、小売価格5,000円以上のワイン約100種類を1杯(35ミリリットル)250円~3,000円で販売する。オーパスワンなど高級ワインの試飲も行う。気に入ったワインはその場で販売も行う。

 船内1階のフードブースでは「神戸・近藤亭Quiche-ya(きっしゅや)」「ビストロ・レクレ・神戸」がフードメニューを用意する。「ローストビーフサンド」「スペアリブ」など「boh boh KOBE号」オリジナルメニューも提供する。同2階のワインブースでは、「ヴィレッジセラーズ」「飯田」「ヴァンパッション」など10社が出店する。同3階オープンデッキにはテーブルと椅子を設置し、神戸ビーフ専門店「神戸北野 旭屋精肉店」が神戸ビーフの鉄板焼きを提供する。

 高田さんは「『boh boh KOBE号』は9月20日に2周年を迎え、これまでになかった新たなイベントとして企画した。船上という非日常の空間で、おいしいワインと神戸の人気店によるフードメニューを優雅に楽しんでもらいたい」と話す。

 開催時間は11時~17時。入場料は3,500円(テイスティンググラス、2,500円分金券引換券付き)。チケットは当日、中突堤中央ターミナル「かもめりあ」内神戸シーバスチケットカウンターで販売する。

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