海の未来について考える親子向け環境ワークショップ「こうべ 海のみらい学校」が10月7日・15日・11月12日、神戸空港や須磨海岸などで開催される。
主催は神戸市環境局。企画・運営は一般社団法人オンド(神戸市東灘区岡本5)。令和5年度海岸漂着物等地域対策推進事業の一環で企画した。
オンドは、2020年に環境課題の解決に特化した事業を展開する一般社団法人として設立。行政や企業と連携し、環境や社会課題の改善・保全活動を行う。これまで、生ごみ減量プロジェクト「こうべキエーロ」、ぽい捨て・路上喫煙防止啓発事業「ステンスワンプロジェクト」、環境情報発信プロジェクト「GO GREEN KOBE」など、神戸市の環境事業を数多くサポートしてきた。
オンド代表理事の家崎美明さんは「海洋プラスチックごみで海ごみアートを制作したり、海ごみ削減のキャラクターを作ったり、海洋ごみ問題の啓発を行ってきた。今回は、子どもたちに海の豊かさを知ってもらい、魚に興味を持ってもらうことで、美しく豊かな海の未来につなげたい」と話す。
10月7日は、「海のゆたかさを知る」をテーマに、神戸空港内の特設会場で「さかなのおにいさん かわちゃん」によるワークショップを行う。「楽しく学ぶ!神戸の海のおさかな4コマクイズ!」で魚の面白い生態や自然について学ぶ。
15日は、「海のいまを体験する」をテーマに、NPO法人神戸海さくらの協力で「Suma 豊かな海フェスタ 2023」に参加し、須磨海岸のビーチクリーンを体験する。
11月12日は、「海のみらいを作る」をテーマに、アーティスト田岡和也さんと須磨海岸で拾った海ごみや流木を使って楽器を六甲アイランドにある神戸国際大学で作る。完成後はシンガー・ソングライター田岡美樹さんによる海ごみ問題啓発オリジナル曲に合わせて製作した楽器を演奏し、プロモーション動画を撮影する。動画は後日神戸市内のデジタルサイネージやSNSなどで公開予定。
家崎さんは「海洋ごみの約8割は陸から出ている。未来の神戸の海を守るために子どもたちに大切なことを伝えていきたい」と呼びかける。
開催時間は、10月7日=11時~12時30分、15日=9時~、11月12日=11時~14時(予定)。定員は、10月7日=100組200人、15日・11月12日=30組60人。1回目のみ参加か3回通し参加が選べる。幼稚園~小学生が対象。参加無料。公式サイトから事前申し込みが必要。申込者多数の場合は抽選。