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神戸の帽子店「マキシン」がクルーズ船「飛鳥II」でイベント開催へ

マキシンの帽子デザインから生地の選定・仕立てまでを一貫して仕上げるモディストで神戸マイスターの大平千鶴子さん

マキシンの帽子デザインから生地の選定・仕立てまでを一貫して仕上げるモディストで神戸マイスターの大平千鶴子さん

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 神戸の帽子製作販売店「マキシン(maxim)」(神戸市中央区北長狭通2)が9月22日~25日、クルーズ船「飛鳥II」の初航路「結航路 金沢・神戸クルーズ」で船内イベントを開催する。

「秋冬帽子用コサージュ作り教室」(イメージ)

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 神戸市は昨年3月、クルーズ船誘致と港の発展に向けて神戸港と金沢港の連携に関する協定を石川県と締結。新型コロナウイルス感染拡大により大きなダメージを受けたクルーズ事業と観光事業の回復を図る。

 同協定締結を記念し企画した同イベントは「金沢と神戸のモノづくり」をテーマに、マキシンによるセミナー、金沢漆器「能作」による「蒔絵体験教室」のほか、神戸ジャズ100周年を記念したボーカルユニット「SOLO-DUO」のライブ、2020年に金沢港クルーズターミナルモニュメントを製作した漆芸家の山岸一男さんによる講演を展開する。

 2008(平成20)年に飛鳥II船内で初開催して以来15年ぶり2回目。マキシンの帽子デザインから生地の選定・仕立てまでを一貫して仕上げるモディストで神戸マイスターの大平千鶴子さんによる帽子型の説明、「素敵に見える帽子のかぶり方」をレクチャーする「帽子のおしゃれ講座」、ウサギのフェルトを使った「秋冬帽子用コサージュ作り教室」などを行う。

 参加費は2,000円(ワークショップ材料費込み)。定員は1回15人。船内乗船後、係員へ参加希望を伝えることで参加できる。下船後、希望者には帽子製作アトリエと本店ショップを特別案内する。

 マキシン常務の柳憲司さんは「新型コロナウイルス感染症の法的位置付けが5類に移行し、市民生活がコロナ禍以前の環境に戻りつつある中、欧米をはじめ諸外国の旅行客や国内での旅行需要が増え、旅客クルーズ船の需要も戻りつつあると聞いている。豪華客船内で楽しむ催しとしてエンターテインメントや食事などがあるが、ワンランク上のおしゃれも楽しんでもらおうとセミナーを企画した。弊社は創業83年目を迎え、婦人帽子を中心に企画製作してきた。最近のファッションはカジュアル化が進んでいるが、フォーマル正装やパーティーでのシーンも多くなってくると予想される。帽子アイテムをもっと知ってもらい、個々に似合う帽子の選び方、かぶり方、マナーなどをレクチャーする」と話す。

 9月22日17時金沢港出港、日本海を航海し、関門海峡・瀬戸内海を通り、25日9時神戸港入港。旅行代金は1人17万6,000円~(2人1室利用)。

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