アップサイクルした紙糸を使ったクリスマスディスプレーが現在、神戸メリケンパークオリエンタルホテル(神戸市中央区波止場町、TEL 078-325-8110)に展示されている。
神戸市は、ネスレ日本や日清紡グループが中心となって今年2月に立ち上げた一般社団法人アップサイクルと連携し、六甲山の間伐材や「ネスカフェ」「キットカット」の紙パッケージなど廃棄される紙資源から紙糸「TSUMUGI」にアップサイクルするプロジェクトに取り組んでいる。
「TSUMUGI」で作った布地1反(幅110センチ、長さ20メートル)を、間伐材で作った三角柱の土台にまとわせて「優しい自然の中にあるツリー」をイメージ。同ホテルの3階メインロビーにディスプレーした。
昨年から神戸に関連したものづくりや体験の提供に取り組んでいるという同ホテルマーケティング担当者は「クリスマス装飾を企画検討している際、『TSUMUGIプロジェクト』の取り組みを知った。活動内容に賛同し、地元六甲山の森づくりの応援の思いが今回の企画につながった。ツリーを見ていただくことで、多くの方に取り組みを知ってもらう機会になれば」と話す。
12月26日9時まで。