神戸市のイノベーション創出プログラム「Be Next KOBE」の成果発表会が3月8日、アンカー神戸(神戸市中央区加納町4)で開催される。
3月8日開催の成果発表会フライヤー「神戸から世界への挑戦状」
地域の次世代経営者が持っているアイデアや技術を起点とし、産官学民が連携して共創活動を行うことで、神戸からソーシャルイノベーションを継続的に生み出していくことを目指す同プログラム。社会課題を解決するための新規事業として構想を練り上げた5社の経営者がプレゼンテーションを行う。
プレゼンテーションを行うのは、冷蔵・冷凍など所定の温度を保ったまま生産地から消費地まで流通させるコールドチェーンを行き渡らせることで買い物難民などの社会課題解決を目指す「コールド・ストレージジャパン」の後藤大悟社長、「それまで70時間~90時間かかっていた」という工事現場での写真台帳作成業務を「1秒で解決できる」というアプリを開発する「verbal and dialogue」の森川善基(よしき)社長、不動産に新たな価値を作り、神戸を持続可能な豊かな明るい街にすることを目指す「リーフクリエーション」の森下政人社長、カーボンフットプリント表示をすることで消費者の行動変容を促すサステナブルな日本酒造りを目指す「神戸酒心館」の安福武之助社長、「バーチャルの世界とリアルの現場の垣根をテクノロジーでなくす」というプラットフォームを構築する「iPresence」のクリストファーズ・クリスフランシス社長の5人。プレゼンテーション終了後は、「神戸の未来をより良いものに共創する」ことをテーマに5人がパネルディスカッションも行う。
「Be Next KOBE」プロジェクトの共同代表を務める波々伯部(ほおかべ)誠一郎さんは「経営者のビジネスアイデアのメンタリングプログラムは他にも数多くあるが、我々は『地域から逃げない』密着型の共創活動に取り組んでいるのが特徴」と話す。「各社の事業アイデアだけでなく、今後の政令市の産業振興モデル構築に向けた可能性を感じていただければ」とも。
開催時間は15時~18時。参加無料。申し込みはウェブサイトで受け付ける。