ゲームメタバース「フォートナイト」上に3月1日、有馬温泉「金の湯」のマップが公開された。
2025年の「大阪・関西万博」に向け神戸の観光資源を海外へアピールするため、メタバース空間の制作を手がける「monoAI technology」(神戸市中央区三宮町)が、「兵庫eスポーツ連合」事務局(北区有馬町)がある有馬温泉の「金の湯」を、ユーザー数5億人を超える「フォートナイト」上に制作。制作に当たっては、神戸市や金の湯を運営する神戸観光局も協力・監修した。
MAPコード「4244-1385-8459」を入力すると、フォートナイト上に金の湯を中心としたマップが登場し、周辺を探索することができる。建物に入ったり、屋根に上ったりすることはできないが、キャラクターが屋外の温泉に足を浸ける「足湯」を体験することができる。今後はエリアを拡張し、マップ上でゲームを行えるよう開発を進めているという。
同社新規事業開発部長の権哲昊さんは「メタバースで地域を知ってもらうのは有効な手段。例えばZ世代の子どもがフォートナイトで地方を知り、そこから家族での観光や移住につながる可能性もある」と期待を込める。「今後は神戸市街をメターバース化し、街を舞台にゲームができたり、六甲山をメタバース化してゲーム上で登山ができたりするようにしたい」とも。