
「さかなのおにいさん かわちゃん」こと川田一輝さんと海洋ゴミ問題を考えるイベントが6月15日、「フェリシモホール」(神戸市中央区新港町7)で開催される。
通販会社「フェリシモ」が美しい海と海洋生物の保全活動を支援している「海基金」活動の一環。子どもたちに体験を通じて、海の豊かさと海を守るための知識・行動を知ってもらおうと企画した。
環境省によると、近年環境汚染問題が深刻化しているという海ゴミの約8割は生活圏からの排出であり、うち約6割がプラスチックゴミという。プラスチックの分解には400年以上を要し、マイクロプラスチックによる生態系への影響も懸念されている。
当日は、第一部として「かわちゃん」による「おさかなクイズ教室」を行い、魚にまつわる知識をクイズ形式で楽しく学ぶ。第二部ではかわちゃんと一緒に海浜や街を歩きながら実際にゴミを拾って、どのような物が捨てられているかを知る。
川田さんは「春の食卓に並ぶイカナゴの『くぎ煮』が大好きだが、温暖化や海洋ごみなどの危機でイカナゴも年々減ってきている。クイズやごみ拾い体験を通して、子どもたちと一緒に海の未来を考える時間をつくりたい」と話す。
開催時間は10時~12時30分。参加費は、第一部(定員100人)=無料、第二部(定員15人)=1,000円。事前予約制。申し込みは5月25日まで、専用のWEBページで受け付ける。