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神戸旧居留地に芸術家の交流拠点-実験的なスペースに

NPO法人「芸法(げいほう)」理事長でもある田村孝次さん(右)

NPO法人「芸法(げいほう)」理事長でもある田村孝次さん(右)

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 神戸旧居留地海岸通を代表する地上4階建て近代建築「チャータードビル」(神戸市中央区海岸通)2階・3階フロアに4月1日、芸術家の交流拠点「Gallery 1(いち)」(TEL 080-1430-7911)がオープンした。名称は初年度「1」、2年目は「2」と毎年変わる。

彫刻家・高田治さんの作品「わんだふる世界」

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 運営するのは、「地域と人のつながりをアートで創る」活動に取り組むNPO法人「芸法(げいほう)」理事長でもある田村孝次さん。「面白いことが集まる場所」をコンセプトにした同ギャラリーは、アーティストの支援を行い「社会がアーティストを育てる」という構図を目指す。

 面積は150平方メートル。同NPO所属の若手作家らが改装を手掛けたという館内は、企画ギャラリー・貸しギャラリー・共同アトリエ・コワーキングスペースとして活用でき、カフェ&バーも備える。

 2階ギャラリーでは、オープニング展覧会としてsacoこと迫一成さんの作品を展示(今月9日まで)、企画展として彫刻家・高田治さんの作品「わんだふる世界」を展示する(今月22日まで)。高田さんは「昨年の『国展』に出展した作品で神戸では初公開。大きい作品なので5分割して10人がかりで搬入した」と明かす。

 田村さんは「アートを軸にして、いかに人と人をつなげられるか…。単なるギャラリーではなく、実験的なスペースにしたい」と話す。「若手アーティストを応援していただける方や企業スポンサーも募集している。一人でも多くの方に協力いただければ」とも。

 開館時間は11時~20時。入場無料。月曜休廊。

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