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神戸・元町商店街の「八百屋番長」が1周年 大豊作祈願も

神事に臨むため麻袋で作った衣装を身にまとう「淡路 八百屋番長」の店主・成井将悟さん

神事に臨むため麻袋で作った衣装を身にまとう「淡路 八百屋番長」の店主・成井将悟さん

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 神戸・元町商店街5丁目にある三木ビル(神戸市中央区元町通5)1階の青果店「淡路 八百屋番長」(TEL 078-381-9639)が4月21日、1周年を迎えた。

神事の様子

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 看板商品は、店主・成井将悟さんの父・修司さんが手掛けた淡路島産の「成井さんちの完熟たまねぎ」。淡路島玉ネギの味を全国に広めた修司さんは「玉ネギ作りに命を懸けた男」とまでいわれ、テレビ番組をはじめ、新聞や雑誌などで紹介されている。

 店舗面積は約10坪。内外装は、ハワイのキングスビレッジ・ファーマーズ・マーケットをイメージし将悟さんらがセルフで改装。「あくまでも料理を作る人が主役。おいしい食材を提供し、明るい家族の団らんのお手伝いができれば」(将悟さん)と、取り扱う商品は季節に応じてその時期に一番おいしい野菜を中心にその時期に食卓に並ぶ料理を考えて選ぶという。

 当日は店舗前に祭壇をつくり、元町通5丁目にある走水神社(はしうどじんじゃ)の神主・児嶋英毅さんによる祈とう「大豊作祈願」を行った。将悟さんが麻袋で作った衣装を身にまとい登場すると通行人が足を止めた。神事では、将悟さん夫妻と修司さん夫妻が玉串をささげ、二礼二拍手一礼。今年の五穀豊穣(ほうじょう)・無病息災を願った。

 22日は同ビル地下1階のクラシックサロン「アマデウス」でフード&トークイベント「店と玉ねぎと私」、23日は同店とパニーニ専門店「ポルトパニーノ」(元町通5)によるコラボイベントを行う。

 「もともとはおやじの作った玉ネギを多くの人に知ってほしいという気持ちで始めた店だった」と話す将悟さん。「1年たってみて、『好きな食べ物は何?』と聞いたときに『お母さんが作ったもの』というお子さんがもっと増えるようなお手伝いをしていきたいと思うようになった。料理を作る人も楽しみながらできるようなアドバイスもしていきたい」と話す。

 営業時間は11時~19時(野菜が無くなり次第終了)。日曜・祝日定休。

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