「神戸震災復興記念公園」開園プレイベント-芝生の上で読書やサッカー

芝生の上に寝転んで読書を楽しむ上田さん

芝生の上に寝転んで読書を楽しむ上田さん

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 2010年1月17日に開園を控える「神戸震災復興記念公園」(神戸市中央区浜辺通)で10月11日、「神戸震災復興記念公園 開園プレイベント 芝生の広場でワイワイあそぼう!」が開催された。

ポット苗は植え付けから4カ月で立派な芝生に

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 同園は1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の災害からの復興を記念する事業として神戸市が計画したもので、総面積は1万2,000平方メートル。今年6月には、神戸市民が中心となって5月から育成していた芝生の苗7万2,000ポットを公園敷地に植え付け、芝生を手作りするイベントを開催した。

 同イベントは6月に植え付けをしたポット苗が成長し、芝生が完成したことを記念して行うオープン前のプレイベント。イベント当日は、6月には感じられなかった芝生の青々としたにおいが感じられるほど芝生が成長。芝生を植え付けた当初は50センチ間隔のポット苗だった広場は約4カ月で立派な芝生広場へと変ぼうを遂げた。

 芝生の成長を楽しむイベントとして、ヴィッセル神戸のスクールコーチと一緒に芝生公園でサッカーを楽しむ「おとなのサッカー教室」などのスポーツイベントも開催。雑誌も用意し、「芝生の上では何と言ってもゴロゴロしたい」と読書コーナーも設けた。読書コーナーであおむけになって本を読んでいた上田和良さんは「大人になっていくと目線も上がって地面から遠ざかるからか、こんなに近くに地面を見るのは新鮮。単純に寝転んで本を読むのは気持ちがいい」と話す。

 同イベントの企画・運営を担当したNPO法人スマイルスタイル代表の塩山諒さんは「三宮から徒歩10分と好立地の公園なので、買い物帰りや仕事帰りに気軽に立ち寄れる気分転換の場になってほしい。付近の方の癒やしや憩いの場になれば」と話す。同NPOの田川香絵さんは「ポット苗がこんなにしっかりした芝生に育ってくれてうれしい。芝生の強さに感動した」と笑顔を見せた。

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