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神戸で「富士通テン」軽音楽部が慈善ライブ-従業員33人がイベント運営

チャリティーライブ「けいおん春のライブ祭り2015」フィナーレの様子

チャリティーライブ「けいおん春のライブ祭り2015」フィナーレの様子

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 神戸・メリケン波止場にある音楽酒場「上屋劇場」(神戸市中央区波止場町6)で2月14日、富士通テン(兵庫区)軽音楽部によるチャリティーライブ「けいおん春のライブ祭り2015」が開催された。

ライブ終了後の集合写真

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 「音を通じて社会に貢献する」というコンセプトのもと、カーオーディオやホームスピーカーの製造販売などを手掛ける同社。音に携わる企業として培ってきた「音響技術」や従業員による自主音楽活動が盛んな「企業風土」を生かし、特に地元神戸でのコンサート協力・協賛、楽器寄贈、アマチュアミュージシャンのレコーディング支援などに力を入れている。

 1980(昭和55)年に発足した軽音楽部は現在、従業員約60人が所属。正確な記録が残っている2006年度から、毎年度継続してチャリティーライブを社外で自主開催している。2006年以降の10年間でチャリティーライブ(2013年度からは夏・冬の年2回開催)を通じ、累計で約60万円を寄付。これらの寄付は「富士通テン社会貢献基金」を通じて、神戸の社会福祉団体や東日本大震災被災地の障がい者団体への楽器寄贈などに活用している。

 当日は、20~40代の幅広い年代の従業員によるロック、ポップス、ジャズなど、多彩なジャンルの6バンドが音楽を披露。そのほか、音響・照明・司会・受け付け・会場整理などのイベント運営に関わった総勢33人が会場に集まった127人の来場者をもてなし、約4時間のイベントは盛況のうちに幕を閉じた。

 イベント後は来場者から「チャリティーを趣旨として、毎年継続していることは素晴らしいと思う。また来年以降も開いてほしい」「従業員の方だけでライブイベントを作り上げているのはすごい」などの声が寄せられた。チケット収入による収益金と募金(総額6万547円)は、さまざまな社会貢献活動に活用する。

 実行委員長の藤井裕大さんは「今年もお忙しい中、貴重な時間を使ってお越しいただいたお客さまや出演者・スタッフの皆さまのおかげで無事にイベントを行うことができた。来年度は継続したチャリティーライブを開始してから10年目の節目の年。富士通テン軽音楽部一同、自身に磨きをかけるとともに、社内外でさまざまな音楽活動を行いたいと思うので、変わらぬご支援、ご協力をお願いしたい」と締めくくった。

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