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神戸学院大学が「夏季防災大学」 復興事業テーマに一般開講

前回開催の様子

前回開催の様子

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 神戸学院大学がポートアイランドキャンパス(神戸市中央区港島1)で6月27日から、「第9回神戸市民夏季防災大学」を開講する。

 全5回にわたり行う同講座は、地域住民に防災意識を身近に感じてもらおうと2007年から始まった。

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 東日本大震災の発生時、阪神・淡路大震災の教訓が生かされていることを実感し、南海トラフ地震発生時の備えについて再び注目が集まる中、同大学では日頃から防災・災害支援・ボランティア・社会貢献・地域連携への実学として学術的な取り組みを行っている。防災・社会貢献ユニットの実績を基に、昨年度は現代社会学部社会防災学科を開設した。

 今年のテーマは「巨大災害!!被災地の復興事業をいかに進めるか」。阪神・淡路大震災や東日本大震災の被災地で復興事業をいかに進めているか、今後発生が懸念されている南海トラフ地震などが起こった場合にどう復興事業を進めるかをテーマに講座を行う。

 講座内容は、6月27日=窪田亜矢さん(東京大学工学部都市工学科特任教授)による「原発被災地における復興の実態~南相馬市小高の地域構想づくり~」、7月18日=牧紀男さん(京都大学防災研究所総合防災研究グループ教授)による「災害は地域にどのような影響を与えるのか」、9月26日=中山久憲さん(神戸学院大学現代社会学部社会防災学科教授)による「住民主権型減災のまちづくり~『減災』にどのように挑戦すればいいか~」、10月17日=桜井誠一さん(防災・危機管理の総務省地域力創造アドバイザー、阪神・淡路大震災時神戸市生活再建本部次長)による「生活再建ってなんだろう-復旧~復興、生活再建までの道筋-」。

 最終回は10月にポーアイ4大学連携推進センターと神戸学院大学ポートアイランドキャンパス自衛消防組織による合同総合防災訓練「南海トラフ巨大地震対応」を開く。はしご車やヘリコプターも出動する大掛かりな訓練で、学生と教職員だけでなく地域住民も参加し、いざというときに備えることを目的に行う。

 訓練当日は、4大学に設置している緊急地震速報システムのテスト放送を受け、地震避難訓練や火災想定訓練などを実施。学生で構成する神戸市水上消防団大学部団員によるけがの手当てなど体験型の講習、学生によるAED使用体験や炊き出し配布訓練も行う。神戸市水上消防署、兵庫県神戸水上警察署、神戸市水道局中部センターの協力による展示・体験ブースも設ける。

 「神戸市民夏季防災大学」事務局の信田めぐみさんは「『災害に備える』や『防災』と耳にすると、実生活で実感し難いが、身近な生活の中に防災や減災への研究や取組みの成果が織り込まれている。講義では、その研究や取り組みについて学び、実生活に置き換えてみることで『防災』という概念の違った側面が見えてくると思う。ぜひ気軽に参加いただければ」と話す。

 開催時間は13時35分~15時5分(6月27日のみ13時20分~)。参加無料。定員は各日100人(要事前申し込み)。問い合わせは同事務局(TEL 078-974-4042、月曜~金曜=9時~17時30分)まで。