神戸を中心に活動している武将隊「神戸・清盛隊」の平清盛、宗盛、重衡、GIONが9月18日、熊本地震義援金を持って熊本城へ出陣した。
今年4月に発生した熊本地震を受けて、「神戸で活動するわれらにとって地震は心の大きな痛み、少しでも熊本の皆さまのお力になりたい」という思いから、同隊は直ちに募金活動を開始。毎月定期公演を行う「北野工房のまち」(神戸市中央区中山手通3)をはじめ、イベント開催時には募金箱を設けるほか、同隊のグッズ「清盛隊バック」を熊本地震サポート商品として販売した。
集まったグッズの売り上げと募金の額は16万7,795円。武将隊同志であり、以前から交流の深かった「熊本城おもてなし武将隊」へ届けるため、同隊一行は熊本へ向かった。
当日は、熊本城の麓「桜の馬場」にある「城彩苑」で熊本城おもてなし武将隊と神戸・清盛隊のコラボステージを開催。あいにくの雨にもかかわらず集まった約200人の観光客らの前で授与式が行われ、平清盛から加藤清正へ義援金が渡された。
義援金は熊本城おもてなし武将隊を通じて熊本城総合事務所へ寄付され、熊本城災害復旧支援金として役立てるという。
同隊棟梁(とうりょう)・清盛は「震災を経験し、乗り越えた神戸だから伝えられる思いや力がある。少しでも復興の力に、熊本の皆さまの元気につながればうれしゅうござります。すてきな街・熊本をこれからも応援しておりまする。がんばれ熊本!」と話した。