神戸市内のドラッグストア、軒並み「マスク売り切れ」-新型インフル影響続く

神戸市中央区内のドラッグストアでは「マスク売り切れ」の張り紙が目立つ

神戸市中央区内のドラッグストアでは「マスク売り切れ」の張り紙が目立つ

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 新型インフルエンザウイルスが猛威を振るう中、神戸市中央区内のドラッグストアではマスクの品薄状態が続いている。

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 5月21日現在で152人(神戸市発表)の感染者が確認されている兵庫県では、利用客への感染予防のために神戸市内のスーパーマーケットで店員がマスクを着用するなどの対策が行われている。社員にマスクの着用や手洗い、うがいを義務付ける企業も多く、マスクの需要が高まっている。

 そうした中、市内初の感染者が確認された同16日以降、神戸市内のドラッグストアではマスクの品薄状態が続いている。ダイコクドラッグ三宮センタープラザ店(神戸市中央区三宮町2)では、海外で発生が確認されてから需要が増え始め、市内での発生確認後1週間経った現在もマスクの売り切れ状態が続いている。同店担当者は「わざわざ当店に来店いただける方には申し訳ないが、今後の入荷は未定」と話す。「朝イチに2,000枚の入荷があったが、11時30分にはすべて完売した」とも。

 他店でも状況は厳しく、「子ども用マスクが少量入荷しただけ」「いつ、どんなマスクが入荷するか分からない状態」「粉じん用のものしか残りがない」などの声が聞かれ、いずれも「入荷は未定」とそろって話す。

 ほかにも殺菌作用のあるせっけんやうがい薬も品薄状態になっており、マスクを探してドラッグストアを回っているという神戸市の女性(27)は「首都圏にも感染者が出たなど、不安の募るニュースばかり。自分で対策しようと思っても近所ではマスクもうがい薬も買えない。この先どうなっていくのか」と不安な胸中を明かす。

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