三宮の商業施設「ミント神戸」(神戸市中央区雲井通7)2階デッキ野外特設ステージで5月27日、神戸を中心に活動している武将隊「神戸・清盛隊」が「熊本地震発生1年復興祈念イベント」を開催した。
同隊は熊本地震発生から1年となる4月14日に復興を祈念し、阪神・淡路大震災の地「神戸」から熊本への支援を引き続き呼び掛けることを目的とした熊本城復興チャリティーCD「光~from my beloved home」(1,200円)を全国発売。カップリング曲となる熊本地震・熊本城復興チャリティーソング「くまもと しっとぉ!?」(「しっとぉ」は神戸の方言で「知ってる」の意味)では、熊本の名産品や名勝などを歌詞に取り入れ、熊本の資産を紹介している。CDの収益は熊本城復興支援金として全額寄付するという。
同隊は、熊本城で活動する「熊本城おもてなし武将隊」との交流が深く、熊本地震発生を受けて直ちに募金活動を開始。昨年9月には熊本城へ出向き、熊本城復興支援金を寄付した。その後も「熊本の復興に微力ながらも何かお助けできないか」と考え続けていた同隊。「復興の街・神戸から、元気と笑顔を届けたい」「神戸がそうであったように、熊本にも継続的な支援を」「熊本のシンボル『熊本城』復興に役立つことを」という思いから、歌って踊れる武将隊「神戸・清盛隊」のコンテンツを生かした熊本地震・熊本城復興チャリティーソングの制作を行った。
当日は、熊本県大阪事務所次長の渕脇拡之さんと熊本県営業部長のくまモンがセレモニーに参加。熊本への継続的な応援を呼び掛けた。口上を披露した同隊を見たくまモンが、一緒にやりたいとおねだり。普段は棟梁(とうりょう)・清盛が行うトリを見事に演じ、会場を盛り上げた。その後、同隊が振り付けをレクチャーしながら「くまもと しっとぉ!?」を披露。最後にくまモンの厳しいレクチャーの下、同隊が一緒に「くまモン体操」も披露し、終始来場者の笑いを誘っていた。
同隊プロデューサーの若見しのぶさんは「なぜ神戸の武将隊である清盛隊が今、熊本支援のチャリティーソングを?と思われる方も多いのではないかと思う。熊本地震が発生し、1年が経過した。時間の経過によって熊本への支援活動が薄らぐことなく継続的に行われるよう、阪神・淡路大震災の地『神戸』から呼び掛けようということが清盛隊の思い。皆さまに引き続きの熊本への支援にご協力いただければ」と話す。
「くまもと しっとぉ!?」のミュージックビデオをユーチューブで配信。熊本城復興チャリティーCDは全国のCDショップで販売するほか、iTunes、レコチョク、amazonデジタルミュージック、LINE MUSICなどでのウェブ配信も行っている。