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ロボット相撲大会「神戸ヘボコン」 アンコール開催決定、出場者募集も

初代「最ヘボ賞」は、クラウン(道化師)として活動する「ジャックと0884(オハヤシ)クン」のロボット「アンジェリカ様」

初代「最ヘボ賞」は、クラウン(道化師)として活動する「ジャックと0884(オハヤシ)クン」のロボット「アンジェリカ様」

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 神戸・三宮のフードバー&エンターテインメントスペース「Ageha Base(アゲハベース)」(神戸市中央区下山手通2)で10月8日、技術力の低い人のためのロボット相撲大会「神戸ヘボコン」が行われる。

急きょ当日エントリーをした人が優勝する瞬間

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 同大会は、技術力の低い不器用な人たちが制作したロボットを持ち寄り、トーナメント形式で戦わせて優勝・準優勝・最ヘボ賞を決めるもの。昨年8月7日、「東京カルチャーカルチャー」(東京都渋谷区)で行われた本家ヘボコンの第1回世界大会「ヘボコン・ワールドチャンピオンシップ 2016」に出場した日本チーム「チームタナゴ」の田名後善人さん、亜紀子さん夫妻と長男・一善くん。同大会で準優勝したことがきっかけで、今年2月11日、会場となる「Ageha Base」、音楽制作などを行う「Public One」との共同主催で神戸初の自主開催にこぎ着けた。

 前回は初開催ということでロボットを作ったことがない人など12組が出場。まともに動かない出来の悪いロボットばかりが集まった。「ヘボい」ロボット同士でなかなか戦いにならず奮闘する姿に来場者は熱い声援を送っていた。

 第1回は、出場者に勧められて急きょ当日エントリーをした人が優勝。当日に向けて準備をしてきた出場者ではなく、100円均一ショップなどでその日に集めた部品で作ったロボットが勝ってしまうという緩い大会となった。出場者だけでなく観覧者からも「次回は参加したい」という声も多く、今回のアンコール開催が決まった。

 現在、出場者を募集している。募集ロボット数は12体。参加費はロボット1体につき500円。当日飛び込み枠も用意する。

 同日に広島で開かれる物作りイベント「つくるけぇ!」とのコラボも決まっており、イベントの様子を互いに中継し合う。

 亜紀子さんは「第1回は良い雰囲気の中、とても盛り上がり、次回は出てみたいとの声を多数頂いた。盛り上がりを絶やすことなく神戸ヘボコンを続けていきたい」と話す。

 開催時間は14時~。入場料は、大人=1,000円、小人=500円(ドリンク代500円別途必要)。

 「ヘボコン」は、「デイリーポータルZ」のライターで「ヘボコンマスター」でもある石川大樹さんが企画し、2014年7月19日に初めて東京で開催。同年の文化庁メディア芸術祭の審査員推薦作品に選ばれたのをきっかけに各国のメディアに取り上げられ、これまでにシンガポール、台湾、中国、米国、イタリア、タイなど25カ国以上で開催された。ヘボコンの「ヘボ」は、日本語で「技術力が低い、下手くそ、安っぽい、低品質」などを意味する「ヘボい」が語源。

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