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神戸・三宮で都市公園育てる社会実験 芝生広がる「アウトドアリビング」

右から「URBAN PICNIC(アーバンピクニック)」事務局の村上豪英さん、脇本昌子さん、上戸了子さん、神戸大学の学生・大河原瑞仁さん

右から「URBAN PICNIC(アーバンピクニック)」事務局の村上豪英さん、脇本昌子さん、上戸了子さん、神戸大学の学生・大河原瑞仁さん

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 神戸・三宮にある「東遊園地」(神戸市中央区加納町6)で現在、「URBAN PICNIC(アーバンピクニック)」が開かれている。運営は一般社団法人リバブルシティイニシアティブ。

市役所展望台から見た東遊園地

 神戸の中心に位置する都市公園で行われている同イベントは、公共空間である公園を市民が活用していくための社会実験。親しみやすく魅力ある「市民のアウトドアリビング」として活用するとともに周辺エリアの価値向上につながる可能性を模索するため、神戸市と市民が協同して行っている。

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 芝生の仮設設置や「アウトドアライブラリー」から始まった同実験は、回を重ねるごとにメニューを増やしていくことで公園の可能性を確認。4年目となる今年は原点に戻り「アウトドアリビング」をキーコンセプトに持続的な「公園を育てる」仕組みづくりを目指してこれまでの活動内容を進化させ展開している。

 会場では、本を寄贈した人たちの思いを重ね、つなげるプロジェクト「アウトドアライブラリー」をはじめ、コンテナをリユースしたカフェ「パークキッチン」、同公園内を巡りながら神戸の歴史を知る「ガイドツアー」(毎週土曜)、芝生をステージにした夜の無料演奏会「芝生の演奏会」(毎月第2・第4金曜)などを展開。今年からワンコイン(500円)で参加できる芝生の上のヨガプログラム「ヨガピクニック」(9月16日、10月21日)も行っている。

 ガイドツアーは、旧居留地かいわいを案内するコースと市役所展望台から神戸を眺めるコースの2種を設定。パークキッチンでは、各種ドリンクのほか、同イベントオリジナルのホットサンド(650円~)や「コーヒーソーダ」(500円)などをそろえる。新たな社会実験の一環として同カフェで貸し切りプラン(月曜~木曜、15人以上の団体利用のみ)の提供も予定している。

 同イベント事務局の上戸了子さんは「公園に思いを寄せてもらうことを目的としたアウトドアライブラリーのメインテーマは昨年と同じく『公園だからこそ読みたい本』。本には寄贈した人の顔写真とメッセージが添えられている。スタッフが東遊園地を探検して作ったマップのほかに、今年から東遊園地やアーバンピクニックの魅力を伝える『UP PRESS』も発行している。これまで『UP PRESS』は内部スタッフ向けのメールニュースとして配信していたが、多くの方にこの活動のファンになってほしいという思いから一般向けフリーペーパーとして配布することになった」と話す。

 開催日は金曜・土曜・日曜(月曜が祝日の場合は開催)。開催時間は10時~19時(金曜は11時~)。利用無料(一部有料プログラムあり)。11月4日まで。