丹波地鶏を使った焼き鳥店「炙り 縁(あぶり えん)」(神戸市中央区中山手通1、TEL 078-585-9383)が10月25日、神戸・三宮にオープンした。
店舗面積は9坪。席数は、カウンター6席、テーブル6席。最大12人の貸し切り利用にも対応する。店内は焦げ茶色の木目と若草色を基調とし、落ち着いた和の空間を演出。店名は「人と人とのご縁を大事にしたい」という思いから店主の谷本良二さんが付けた。
3歳から料理に興味を持ち実際に作っていたという谷本さん。「子どもの頃の『将来なりたい職業』は『たこ焼き屋さん』だった」と明かす。作るだけでなく食べることも好きで、特に「素材や部位によって焼き加減などの工夫が必要で奥深い」という焼き鳥が好物。19歳から焼き鳥店で働き始め、神戸の数店舗で約13年修業を積んできた。
7月に谷本さんの妻・織未(おりみ)さんが野菜コーディネーターの資格を取得し、修業時代から世話になっている人からの物件紹介もあり、念願だった独立の夢をかなえて夫婦で店を開業。丹波地鶏と季節野菜を中心に、素材の邪魔をしないシンプルな味付けで料理を提供する。
メニューは、丹波地鶏の串焼き(1本170円、注文は2本から)、タタキ・刺し身(700円~)、「笹身山葵(ささみわさび)の炙り串」(1本200円、注文は2本から)、焼き野菜各種(1皿250円)、「蒸し鶏」「蘭王(らんおう)のポテトサラダ」(以上680円)、「地鶏タタキ丼」「鶏出汁(だし)そば」(以上750円)など。丹波地鶏の串焼き8本と刺し身盛り合わせが付く「おまかせコース」(1,800円)も用意する。
ドリンクは、日本酒(500円~)、ビール(350円~)、酎ハイ(450円)、ハイボール、カクテル(以上480円)、果実酒、焼酎(以上450円~)、ソフトドリンク(300円)などをそろえる。ワイン(ミニボトル=900円~、ボトル=5,000円~)、キープボトル(2,800円~)なども用意する。
谷本さんは「念願の店を夫婦で開業でき、取りあえずスタートラインに立てた。将来は妻の地元である淡路島で古民家を改装し、ゆっくりとお食事をしていただける店を開きたい」と夢を語る。
営業時間は17時~24時(日曜は15時~21時)。木曜定休。