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神戸・モトコー4「佐用名物 ホルモン焼きうどん」の店、8周年を機に改装

「佐用名物 ホルモン焼きうどん こうちゃん」店主の西坂明弘さん

「佐用名物 ホルモン焼きうどん こうちゃん」店主の西坂明弘さん

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 神戸・元町高架通商店街のモトコー4番街にある「佐用名物 ホルモン焼きうどん こうちゃん」(神戸市中央区元町高架通、TEL 078-380-4375)が3月30日、オープン8周年を迎えた。

和牛ホルモン、肉、野菜をふんだんに使った新メニュー「ホルモン煮込み鍋」

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 店主は、兵庫県の南西部に位置する佐用町出身の西坂明弘さん。2012(平成24)年、当時B級グルメとして脚光を浴びていた地元・佐用名物の「ホルモン焼きうどん」を多くの人に知ってもらいたいという気持ちから脱サラして新長田で開業した。地ソースも多くソース文化が根付いている神戸での出店に苦戦したが、「地元の人たちとの交流が深まるにつれてお客さまも少しずつ増えた」と西坂さんはほほ笑む。

 2015(平成27)年、1号店を閉店しモトコー3番街での営業を開始。新長田の店からの常連客にも移転が浸透し、順調に営業していたが、JR西日本による耐震補強・防火・防犯などが理由でモトコー3番街の店主らに退去要請があり、昨年3月28日に現在の場所に移転した。

 移転後の店は、店内レイアウトの関係で4人掛け以上のテーブルが少なく「わざわざ足を運んでいただいた団体のお客さまをお断りせざるを得ない状況が続いていた」という。そこで「もっと多くの人に利用いただけるように」と3月1日~21日、8周年を目前に休業し、改装に踏み切った。現在はテーブル席が5席増え、テーブル15席、カウンター5席。かねて店主が提供したかった新メニューも増やしたという。

 同店では開業当初から毎月、「お得メニュー」などを提供する企画イベントを継続。「新型コロナウイルス感染拡大防止のため外出自粛が呼び掛けられる中、お客さまの来店を促すようなイベントを正直続けて良いものかと悩んだ。当店は地元の皆さんや近隣店舗の方々に支えられてこれまでやってこられたという思いもあり、向かいの『KUU Curry(クーカレー)』店主の今村亮さんに声を掛けて『コロナに打ち勝とう』という願いを込めたイベントを企画した」と話す。

 今月の企画は「モトコー4番街の『こうちゃん』と『KUUカレー』はコロナ(567)に負けない!勝ちます!」と題して、12日まで同店の人気メニュー「ホルモン焼きうどん」(通常900円)、「KUU Curry」の「勝つ」に掛けた「ハムカツカレー」(通常700円)を各566円で提供。西坂さんは「コロナ(567)に勝つために1円安い金額にした」と明かす。

 「妻と2人で営んでいるモトコー4番街の店もJRとの契約もあり、営業は残り2年。実はそのタイミングでリタイアする予定だったが、改装で3週間店を閉めたことで『じっとしているより何かやっていたい』という気持ちが強くなった。これからも老夫婦で頑張っていくので引き続き応援していただければ」とも。

 営業時間は17時~22時(ラストオーダー)。火曜、第1・第3水曜定休。

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