神戸のクリエーター有志が集まり運営するテークアウト・デリバリー・チケット情報サイト「神戸おいしいマルシェ」が4月中旬にオープンした。
発起人は、グラフィックデザイナーの濱章浩さんとウェブデザイナーの中西健蔵さん。新型コロナウイルスの感染拡大により外食の自粛が進む中、日々経営が苦しくなっていく飲食店の状況をどうにかできないかと模索していた濱さんに「一緒に何かやろう」と中西さんが声を掛けたことがきっかけで企画が始まった。
濱さんは「あふれかえり、日々SNSに埋もれていく飲食店のテークアウトやデリバリーなどの情報を一つにまとめたポータルサイトをリリースした。飲食店の方々から『食べる豊かさ』を受け取って、この苦しい状況でもマルシェを楽しむように過ごしてほしい。また、神戸の食文化を担うお店の危機を乗り越える一助となれば」と話す。「ネガティブなイメージではなく、『こんな時でも楽しもう』という思いを込めて明るい気持ちになるネーミングとロゴマークにしたかった」とも。
活動を知ったマーケター、ディレクター、WordPressプログラマー、編集者、カメラマンなどの仲間も賛同し、有志で運営と活動業務を行う。公開初日から反響も多く、当初は神戸の店舗だけ想定していたが、 西宮、芦屋、明石、加古川、姫路エリアを追加し、現在の登録店舗は400店。引き続き、掲載店舗を募集しており、有志での活動のため掲載は無料という。
濱さんは「もちろん不要不急の外出は控えていただくことが大前提。早くピークアウトさせて、日常に戻すことが最優先」と話す。
今後は特集企画やインタビュー記事の配信も予定する。