神戸メリケンパーク(神戸市中央区波止場町)にある「BE KOBE」モニュメントの定期清掃「BE KOBE クリーンアップ」が6月1日、再開する。
神戸在住の藤井淳史さん(「毛利マーク」社長)とロケの誘致や撮影協力を行い神戸のPRを行うフィルムコミッション「神戸フィルムオフィス」代表の松下麻理さんが発起人となり、2018(平成30)年3月に始まった月1回のモニュメント清掃。周辺企業などでつくるメリケンパーク協議会の定期清掃の一環として市民ボランティアと共に実施してきたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のために休止となっていた。
休止直前の清掃は丸2年を迎えた今年2月3日で、25人が参加。予定していた3月2日の清掃はメリケンパーク協議会の定期清掃と共に中止になったため、今回は3カ月ぶりの再開となる。
感染症対策として、マスク・ゴム手袋着用が必須で参加者同士が適切な距離を取って清掃。主催者側で参加者を把握するため連絡先を確認するという。
清掃は毎月第1月曜9時~(1時間程度)。柔らかいスポンジとゴム手袋持参で誰でも参加できる。申し込み不要。今後の予定は「BE KOBE」のフェイスブックページで知らせる。
モニュメントは、神戸開港150年記念事業の一環として2017(平成29)年4月にリニューアルしたメリケンパークの水際に新たなフォトスポットとして設置。「神戸は、人の中にある。」を意味する「BE KOBE」は、震災20年継承・発信事業の中で市民の意見を集約して作られた「人のために力を尽くす」というメッセージで、シビックプライド(市民の誇り)を表しているという。
観光客の撮影スポットとして注目されたが、よじ登って記念撮影する姿が後を絶たず真っ白な文字に靴跡などの汚れが付いていた。見かねた藤井さんと松下さんが神戸市の協力を得て清掃を始めた。