無添加食パン専門店「神戸milk食パン」(神戸市中央区元町通1)が3月1日、神戸・南京町の長安門北側にオープンした。経営は吉祥グループ(栄町通1)。
神戸市内で神戸牛専門店など27店舗展開する同グループの新業態で、「広く愛される南京町のお土産」をコンセプトにした2019年7月オープンの生杏仁(あんにん)プリン専門店「神戸Milk」の姉妹店。同店・広報の楳本愛理さんは「これまでグループ全体の客層は観光客が多かったが、地元神戸の皆さんに愛され、気軽に立ち寄ってもらえるよう、食パン店のオープンを決めた」と新業態出店の経緯を明かす。
店舗面積は約6坪。店内は六甲山と神戸港を思わせるネオンサインをつるし、白を基調とした明るい内装に仕上げた。テークアウトのみ。
販売メニューは、レーズン酵母から作る無添加食パン2種類。「もっちりふわふわの食感で、あっさりテイスト」が特徴の「プレーン」(1斤=680円、ハーフ=400円)には六甲の「布引の水」で甘みを引き出し、北海道産「夢ちから」の小麦を100%使用。「甘めでしっとり、優しい成分」が特徴の「ミルク」(1斤=780円、ハーフ=450円)はミルクの湯種で甘みを出し、淡路産牛乳、北海道産バター、砂糖よりもコクがありヘルシーという「きび糖」などを使う。
テークアウトメニューはプレーンの食パンを使った「神戸プリントースト」「あんバタートースト」(以上500円)、アーモンドトースト(450円)の3種類。今後はさらにラインアップを増やす。
ドリンクメニューは「ミルクティー」「キンモクセイミルクティー」「ジャスミンティー」(以上450円)をそろえる。
楳本さんは「無添加にこだわり、体に優しい食パンは2種類とも生でおいしく食べられる。購入から3日間は生で、4日目からはトーストがおすすめ。毎日11時~11時30分ごろに工場からパンが到着するので、焼きたてもお楽しみいただければ」と話す。
営業時間は11時~19時。売り切れ次第終了。
同店2号店は4月22日、商業施設「EKIZO(エキゾ)神戸三宮」にオープンする。