神戸市助成事業イベント「北野まちなかアート vol.1」が7月24日、神戸異人館街「風見鶏の館」前にある「北野中公園」(神戸市中央区北野町3)で開催される。
主催は、神戸北野エリアの活性化を目指し、会の取り組みに積極的に参加するメンバーで成り立つ組織「KITANO ACTIVE COMMUNIY(キタノアクティブコミュニティー)」。同組織では、住民と商業者らが連携し、北野に関する歴史や新たな観光魅力などのコンテンツを活用した活性化事業を実施している。
「ウィズコロナの時代では、屋外空間など身近な場所で密を避けてアートに触れられるような取り組みが重要」と考え、神戸市がまちなかアートとして開催を支援する事業の一環。文化芸術活動を生業とするプロのアーティスト活動機会の創出に加え、まちのにぎわいづくり、市民が気軽にアートに触れられる機会の創出を目的として、プロのアーティストを起用したまちなかでのイベントの開催経費を支援することにより、神戸の文化芸術活動の維持・振興を図っている。
イベント発起人は同組織の竹中愛美子さん。「以前よりキタノアクティブコミュニティーでは神戸北野にゆかりのあるアーティスト、パフォーマーと協力し神戸北野の活性化に取り組んできた。活動の一環としてウィズコロナ時代に沿ったアーティスト、パフォーマーの活動機会の創出を試行するため、本事業の開催を企画した」と話す。
当日は、現代美術家のYonlanさん、イラストレーターのみしまあきひろさんによるライブペイント、音楽ユニット「irodori」によるミュージックライブ、マジシャンのアカツキサトシさん、松原俊之さんによるストリートマジックを行う。
松原さんは「出演者は作品を見てもらい、評価してもらうことを生業としている。それはこのコロナ禍でも同様。今回、ソーシャルディタンスを保ったオープンエアな会場で作品を発表する機会を頂けた。多くの皆さんに見てほしい」とほほ笑む。
会場近くのアートギャラリー「Bricorage」では、出演者である神戸生まれ、神戸育ちのみしまあきひろさん個展「景色は日々へ」も同時開催。みしまさんは「北野というすてきな町で、アートという光を添えることができるすてきな日。こんな時代だからこそ豊かな時を皆さんと過ごせれば」と話す。
開催時間は13時~15時30分。観覧無料(投げ銭制)。問い合わせはマジシャンの松原俊之さん(TEL 080-3110-1358)まで。